今日は雲がちの1日。
雨でもないのに今日も室内で望遠鏡遊びをしてしまいました。
今日遊んだのはこれ、ビクセンのFL-90S(D90mm/f810mm)のフローライトアポの鏡筒です。
すでに絶版品ですが、口径比がF9と無理のない設計なのでとても良く見える望遠鏡で、たいへんレア物です。
ただ接眼部の設計が古典的なものなので、今風の2インチサイズに対応しにくく少し不便似感じることが多くて、あまり出番がありませんでした。
そこで2インチ対応委の接眼部に交換する事にしました。
右側に取り外した接眼部が純正品で、外した部分の鏡筒側の雄ネジ部分に交換用の接眼部をカッポリ被せネジ止めしてあります。
それぞれの内外径がほぼピッタリでしたので、無加工で取付ができました。
手持ちのドットサイトファインダーも取付ていつでも使える状態になりました。
さて今夜は晴れないのか・・・と思って半ば諦めていたのですが、22時過ぎになってしばらくのあいだ雲が切れてかなり綺麗に星を見ることができました。
せっかくなので昨日組み上げたこちらのセットで星空散歩をしました。
この望遠鏡、8.25倍という双眼鏡並みの超低倍率です。
2インチの接眼レンズを使用しているので視界もかなり広く、8×42の双眼鏡とほぼ同じ範囲が見えます。
天頂ミラーを使用しているので左右が反転する「鏡像」になるのですが、天頂付近でも楽な姿勢で観察することができるので、双眼鏡で見る対象を説明するときに便利に使えるのではと考えています。
こんばんわ。スタパオーナー様。
私もSP-FL-90Sを持っています。本当は、私のメイン望遠鏡なんですが、ここしばらく出番がありません。観測場所が狭いベランダなので、f=810mmはちょっと長すぎます。でも、久々にベランダに出してみようと思います。もっと使ってあげないといけないと思うのですが。FL-90Sは製造期間が短かったと聞きますが、どのくらいの本数が出たんでしょう、私のシリアルナンバーは004A001です。これからベランダに出してみます。
青色つきこ さま
青色つきこさんもFL-90Sのオーナーさんなのですね。
この鏡筒とてもいいですよね。
これにアリガタプレートを付けて使ってしまうとポルタA80MFのアクロ鏡筒(D80mm、f910mm)の出番がまるでなくなります。
鏡筒のが太さ同じで90Sのほうが短い、見え味は断然90Sになってしまいますので・・・
発売期間は定かではないのですが2~3年といったところでしょうか?
フローライトでF9という長玉はこの先あまり手に入らないと思うので大切に使いたいですね。
(T社が限定生産で10cmF9や6cmF8.8などを出すようですが・・・・)
ご主人のコメントを 数年前から楽しみに読ませてもらってます。
私も(FL90S + スカイセンサー3D)カメラ接続時のガタが大きすぎて気になっていました。
早速、交換しようと思い メールしました。
お手数おかけしますが
メーカー名、 型番、 価格、 入手方法、をお教えください。
nakaoさま
いつも拙ブログをご覧頂きありがとうございます。
お問い合わせの件、アメリカ遠征を挟んだので遅くなりましたが回答させて頂きます。
使用している接眼部は
メーカー:笠井トレーディング
型式:屈折用マイクロフォーカス接眼部(19000円)+I.D.86mm(3800円)
入手方法:ネットオークションで中古を(10000円くらいで)購入しました。
FL90Sの接眼部は 鏡筒+接眼アダプターリング+接眼部(ドロチューブ部分) という構成で取り付けられています。
本来であれば接眼アダプターリングまで取り外し鏡筒に新接眼部を直付けするのが望ましかったのですが、このアダプターリングを取り外すことができませんでした。
どうしたものかと悩んだのですが、接眼部を外した状態で出てくるアダプターリングの外径がI.D.86mmの内径とほぼ同じであったため、I.D.86mmの固定用ネジ(3点)を用いて取り付けました。
強度面や光軸の精度、見てくれなど、あまりお薦めできる取付方ではないですが、とりあえず使用は可能です。
この方式ですと、カメラの取付は2インチアダプターを介して行うことになります。
ファインダーは別途取付金具を準備する必要があります。(笠井純正ですと4~5000円します。)
またドロチューブに絞り環が入っていないので西面反射を防止するには適切なサイズのものを自作する必要があります。
ご参考まで
詳しく教えて頂き有難うございます。
ドローチューブに絞り環(遮光)が欲しいとは素人の私は考えもしませんでした。
見栄えが良くなり綺麗な写真が可能になりそうなので 厚紙の黒塗装(艶消し)
で自作しようと思います 取り付け位置・方法 穴の寸法等々が判らないので
教えて下さい。
nakaoさま
ドロチューブに入れる遮光環の件ですが、正直なところ私もまだ取り付けていません。
これはどのような目的で望遠鏡を使うかにより変わるので、まだ検討中なためです。
(組み上げた状態で、純正接眼部との見え方比較をしていて気付いたので老婆心ながら申し添えたものです。)
具体的には接眼部にカメラを天頂ミラーやプルズムを装着して眼視用に使用するか、
天頂ミラーは2インチか、31.7かなどにより遮光環のサイズや位置が変わって来るためです。
拙ブログを「遮光環」で検索して頂くと使用目的に応じた設計方法を快晴津していますので
参考としていただければと思います。
有難うございます。
分かりやすい丁寧な説明に感激しています。
早速 読ませて頂きます。
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