今日は曇り空。
ゆっくりと下り坂といった感じです。
さて昨晩は天候が崩れる前の気流の安定期か、あまり星が瞬かない惑星観測日和でした。
ということでまずは観察の絶好期を迎えた土星を撮影しました。
土星の公転周期は30年で、地球と同じように自転軸が少し傾いているので、土星では30年で四季が巡ります。
スタパを開業したのが16年前の10月なのでそこから約半周、今とはちょうど反対側の輪の面が大きく開いていたと思うと、ちょっと不思議です。
さて次に今年大接近となる火星。
火星は7月31日の最接近に向けて徐々に大きくなっていますが、6月になって視直径は16”を超えて、小接近のときの最大径よりも大きくなっています。
それでもまだ土星の本体よりも小さいくらいで、決して大きいとは言えないのですが、この先9月一杯はこれ以上の大きさが続くので、火星としては如何に条件の良い接近なのかがわかると思います。
特に最接近を挟んだ7月、8月の2ヶ月間は20″以上の視直径になるので見頃が続きます。
この期間はほんの少しの視直径の大小よりも、気流の安定状況のほうがはるかに重要で、最接近前後の数日にこだわる必要は全くありません。
昨晩は気流が良かったので調子に乗ってもう一枚。
火星の自転により模様が少し動いているのがわかると思います。
MeadeLX200-40直焦点+QHY5L-Ⅱ 1000コマ動画よりAUTO STAKKERT!にてスタック後Registaxによりウエ-ブレット処理