ファミスコ-60Sがやって来た その3

今日は曇りのち晴れ。

スタパ周辺では気の早い広葉樹がだいぶ黄葉し始めました。

さて今日は昼間は曇りでしたが、夜は久々に快晴になりました。

といっても月が十五夜を過ぎたばかりで星はあまり見えませんが、明るい月がきれいでした。

おかげでスタパにやって来たファミスコ-60S(改)のファーストライトで月をじっくり見ることができました。

さすがセミアポ設計というだけあり、この口径と焦点距離としては通常のアクロマート仕様と較べかなり良く見えます。

短焦点屈折の場合、球面収差が大きくて高倍率が使い物にならないものが多いのですが、ファミスコのレンズは球面収差もよく抑えられた設計なので、かなり高倍率まで実用範囲です。

色収差や高倍率耐性としてはF12~15くらいのアクロマートと同じくらいの見え味といったところでしょうか。

上の写真は手前がファミスコ(f=400mm)、中央がf=700mm、奥がf=910mmの望遠鏡です。

長さが半分になるというのは想像以上に使い勝手良くなりますし、半分の長さで見え味が同じならそれにこしたことはないです。

半分の長さなら華奢な架台でも使えますし、気楽に持ち出すことができます。

ちょい見用望遠鏡として活躍してもらおうと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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