K型経緯台を改造してみる

今日は良い天気。

昨晩スタパ周辺は雨でしたが、八ヶ岳山頂では少し雪が降ったようで、主峰赤岳が冠雪していました。

さて望遠鏡を載せる架台には大きく分けて赤道儀と経緯台という二つの形式があります。

星を見ることを主体にするなら星を追いかけやすい赤道儀が圧倒的に有利なのですが、経緯台のほうが直感的に使えるため初心者向けということになっています。

地上風景やバードウォッチングに赤道儀を使うのは全くナンセンスですし、天体でも低倍率が主体であったり、短時間だけ見るようなときには軽量で取り回しが楽な経緯台が便利なことも多いです。

望遠鏡メーカーとしては老舗のミザールが販売している「K型経緯台」はわりとしっかりしていて、微動もスムーズで使いやすい架台です。

ただ片持ちフォーク式のビクセンポルタ式経緯台と較べると天頂方向を見るのがかなり難しいです。

物理的に鏡筒がぶつかってしまう場合もありますが、それ以前に鏡筒による回転モーメントが大きくてあまり上のほうを向けるのはかなり怖い感じになってしまいます。

昔からこのタイプの経緯台にはカウンターウエイトを上下回転軸の反対側に着けてこの問題を解決することが多いです。

と言うことでカウンターウエイト取付用の金具を装着してみました。

この金具の先にウエイト軸をつなげてバランスを取るようにします。

こうすると天頂付近までストレスなく向けられますし、ハーフクランプ状体でも鏡筒がカックンとしませんし、上下微動も効きます。

ただここまで大げさになってくると小型の赤道儀とそれほどお手軽度が変わらない気がしてどうしたものかと・・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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