最近の月は最遠の月

気がつけば、いつの間にかススキが穂(まだ若い赤い穂ですが)を出して
秋の風情が楽しめるようになりました。

 

暑い、暑いと言っているうちに季節は確実に動き出しています・・・

さて今日は「最近の月は最遠の月」という訳の分からないお題です。m(_ _)m

月というのは地球から約38万km離れたところを公転しているのですが、
実際の軌道は円ではなく、少しゆがんだ楕円の軌道を回っています。

このため平均距離は38万kmでも実際には約35万~40万kmの範囲で
近づいたり遠ざかったりしています。

昨日(8/25)の14時51分には一番遠く離れていて(=最遠)、その12時間前の
午前2時には満月でしたので、小さな満月だったわけです。

月齢と距離には全く関係が無いので、いつも満月の時に最遠になるわけ
ではなく、半月や三日月などあらゆる月齢で最遠(または最近)になります。

で、最遠と最近で月の大きさがどのくらい違うかというと・・・

 

写真は今年の1月30日に最近と満月がかさなったときの写真と、昨晩の
(最遠からは10時間ほどずれていますが、)最遠に近い満月から22時間過ぎた
月です。(いずれもラプトル50改(50mm屈折赤道儀)にて同条件で撮影)

直径で14%ほど違いなのですが、予想外に大きさが違って見えることが
分かると思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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