百均素材でフードを作る

今日は雨模様の一日。

GWを前にして嵐の前の静けさと言った感じの一日でした。

今日はGWの準備も兼ねてホームセンター、百円ショップをうろついてきました。

今日の目的のひとつは先日入手したミードの90mmマクカセ鏡筒ETX-90のフードを作るための材料集めです。

通常、シュミカセ、マクカセなど鏡筒先端に補正レンズが付いたタイプの望遠鏡では像のコントラストを少しでも高めるためと、結露対策としてフードを付けるのが一般的です。

上は20cmシュミカセに市販の巻き付け式フードを付けた様子ですが、市販のものを購入しようと思うとそれなりの価格になりますし、クオリティーにこだわらず機能を果たすもので良ければ安価に自作することは簡単です。

極端な話、黒い紙を丸めて被せるだけでも機能を果たすことはできます。

ただ紙だと結露に弱いですし、耐久性もないです。

ある程度コシがあって筒状に丸めたときに形状が保持でき、耐久性と耐水性のある材質を百円ショップで探してきました。

まずはこちら、

A3サイズのデスクマットです。

透明フィルムの下に2mmくらいの厚みのEVAゴムシートが付いたものです。

透明フィルムを切り飛ばし

平ゴムとベルクロファスナーを組合わせたゴムバンドで鏡筒に巻き付けたゴムシートを止めます。

かなりいい加減に巻き付けているようですが機能的には全く問題無いです。

写真ではフードの色がグレーに見えますが、実際はかなり黒に近い濃いグレーです。

こちらはマルチマットという商品で55cm×35cmの大きさで、黒いEVAゴムシートに布が貼り付けられたものです。(これも百均です)

これはセレストロンの12.7cmシュミカセ(C5)のフードにします。

こちらもただ巻き付けてゴムバンドで止めます。(鏡筒に固定されているアリガタ金具ごと巻き付けています。)

かなり奥まった感じで機能的には問題なさそうです。

さてお手製の簡易的なフードを巻き付けるときの注意ですが、いい加減に巻き付けたフードによって結像に必要な光を邪魔しないように気をつけないといけません。

明るい方向に鏡筒を向け、接眼部から(接眼レンズが無い状態で)覗いた時に上の写真の右側のようにフードによるケラレがないように(左のように見えるように)フードの傾きや開き具合を調整します。

保管時はフードのゴムシートに変なクセが付かないように緩めに巻いて立てるようにすると良いです。

鏡筒2本分の巻き付け式フードが324円(税込)で完成です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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