性懲りもなくジャンクをポチる

今日の昼間は曇り空の一日。

でも夜は良く晴れて月がきれいでした。

さてGWの息詰まるストレスの中、何を思ったかトイグレードのジャンク望遠鏡をネットオークションでポチってしまいました。

2300円の最低価格のまま落札できなだろうと思いつつ、落ちてしまいました。

コスモウイングなる商品名で口径100mm、焦点距離500mmの赤道儀式架台の望遠鏡です。

トイグレードなので新品状態でも見え味は期待できないレベルの製品ですが「ドイツ式赤道儀に搭載されたニュートン式反射望遠鏡」でコンパクトな物が欲しかったのです。

トイグレードの製品をどこまでブラッシュアップできるかというのも楽しみなものです。

まずは全体に緩んだ部分が多くガタガタの状態なので、赤道儀部分の調整を行いました。

鏡筒取付金具兼赤緯微動ユニットを取り外し、

赤緯軸を固定している緩み防止ナット(写真中央のナット)を回転が少し渋くなりガタができるだけなくなるように増締めします。(締めすぎると回転しなくなります。)

赤経軸もガタガタなので、角度調整軸のナットを外し、

赤経体を取り外します。

少し奥まったところにある緩み防止ナットを赤緯塾と同様に増締めします。

全てを組立て直し、三脚のナットなども増締めしたところ、構造的に弱い部分は別として、かなり良い具合になりました。
(初心者向けの「トイグレード」なのに定期的に整備・調整をしないと快適に使えないというところがトイグレードと言われてしまう所以かも知れません。)

さて気をよくして鏡筒を載せたところで、根本的問題があることに気付きました。

鏡筒を真南より西の低赤緯の方角に向けると、接眼部が下を向いてしまいもの凄く覗きにくい角度になります。

通常、赤道儀に載せたニュートン式反射望遠鏡というのは筒を回転して任意の方向に接眼部が向けられるようになっているのですが、この製品は固定式・・・・

せめて真上に(取付ビスと180°反対側)に接眼部があればとりあえず覗くのに困ることはないのですが、さすがはトイグレード、恐るべしです。

とりあえず屈折望遠鏡や、シュミカセなどなら鏡筒の回転は必要ないので使えます。

スコープテックのラプトル60、アトラス60と鏡筒の取付方式に互換性があるのでそのままこの赤道儀が使えます。

でもって10cmのニュートン反射鏡筒はどう活用するか思案中・・・・

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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