今日も日中はまあまあの天候でしたが、夜はすっかり曇ってしまいました。
例年のことですがスタパ周辺はお盆を過ぎると、朝晩が急速に涼しくなります。
日によっても変わるのですが、8月中でも一晩中外で星を見ようと思うとある程度しっかりした防寒対策をしておかないといけません。(具体的には薄手のダウンが欲しいと思うほどです。)
さて今日もETX-90シリーズ。
今日はETX-90にいろいろなカメラを着けるです。
以前からお話ししているようにETX-90には直接焦点と光路を90°曲げたフリップミラー焦点があります。
直接焦点側にはカメラアダプターが取り付けられるオプションが用意されていて、Tリングと呼ばれる変換リングを用いて各週一眼レフタイプのカメラを装着することができ、1250mmの超望遠レンズとして使用することができます。
フリップミラー焦点側に低倍率用の接眼レンズを取り付けておくと、被写体の導入が容易でとても使い勝手が良いです。(写真はCMOSカメラとの組み合わせです。)
今日はセンサーサイズの異なるカメラで写り方がどのように変わるかを紹介します。
まずはm4/3(マイクロフォーサース)、オリンパスE-M10です。
センサーサイズの関係上35mmサイズ換算で2500mm相当の画角になります。
この画角だと満月がギリギリ入るか入らない微妙な画角になります。(月がスーパームーンの時とミニマムムーンの時で大きさがだいぶ異なるので・・・)
次はAPS-C、キヤノンEocX5です。
35mmサイズ換算で2000mm相当の画角です。
四隅に少しだけ周辺減光が見られますが、ほぼ全域を使うことができそうです。
次はフルサイズ、キヤノンEos6Dです。
前2機種と同じ方法だと両サイドに完全にケラレが出ます。
ETX-90純正のカメラアダプターには延長チューブが付属して、このようなケラレが生じる場合にこれを用いると軽減されるとの事でしたので、使用してみました。(上のカメラの写真は延長チューブを使用した組み合わせです)
ケラレはだいぶ軽減されているのですが、中央部が拡大されてケラレ部分が外側にはみ出た感じです。(=焦点距離も変わった)
どちらにしてもAPS-Cの画角くらいより外側は周辺減光が大きくてあまり使いたくない感じです。
ETX-90の直接焦点撮影はAPS-Cがベストマッチングなようです。
オマケで昨日ご覧頂いたASI533MC、センサーサイズ正方1”(11.3mm×11.3mm)での画像です。
m4/3サイズよりもさらにセンサーが小さいので他の一眼レフタイプと較べるとだいぶ窮屈な感じですが、周辺減光などを全く気にせずに使える潔さが良いです。