冬の大三角のひみつ その2

今日も雲がちな天候。

暖冬&雨無しが続いたおかげで基礎工事が早く終わり、コテージの建設工事は順調に進んでいます。

今日の夕方はもの凄い夕焼け・・・

天候が下り坂のときの夕焼けなので週末の天候が少し心配です。

さて、冬の大三角のひみつシリーズその2です。

☆ひみつ その2:冬の大三角の中には星座がある

さて知っている人が多い「冬の大三角」、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座にある三つの一等星を結んでいるのですが、実はこの三角形の中のかなりの面積を先の三つの星座以外の星座が占有しているのです。

「いっかくじゅう座」といって伝説の生き物である一角獣がこの三角の中にいるのです。

ただしこのいっかくじゅう座、4等星より明るい星がないので、上の写真のように一角獣をイメージした星座線を結ぶのはかなり苦労します。

いっかくじゅう座には神話がないのですが、一説には「清らかな心を持つ乙女でないと出会うこと出来ない」という伝説の神獣といわれています。

清らかな心がないと見えないのかも知れません。(私には見えますよ、もちろん!)

もしも見えなくても冬の大三角を見たら、それだけで4つの星座を見たことになるのでちょっと得をした気分になりませんか。

ところで肉眼では暗い星ばかりでインパクトの薄いいっかくじゅう座ですが、その1でお話ししたように、いっかくじゅう座はほぼ全てが天の川の中にあります。

このため条件の良い時に双眼鏡を向けると驚くほどたくさんの星で埋め尽くされているのです。

中には超有名な「バラ星雲」(肉眼ではよほど条件が良くないと厳しいです)があります。

マニアックなところではハッブルの変光星雲とか、クリスマスツリー星団(=コーン星雲)などもこの星座にあります。

小さめで地味ですがメシエ天体の散開星団M50もあります。

小さいなりにまとまり感があって、可愛らしい星団です。

さらにβ星は3重星として有名な星で、眺めて楽しい星です。

満天星空に出会えたときには、ぜひ(心を清らかにして)いっかくじゅう座を楽しんでみて下さい。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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