今日は終日暖かな雨・・・、と思っていたら夜になって晴れました。
強烈に寒く、風が強くて月がグラグラに煮え立って見えました。
さて今日はSVBONYのズームアイピースSV135をレビューします。
同社では接眼レンズをアイピースと表記しているのでこれに習います。
(天文の業界ではアイピースと言えば接眼レンズなのですが、単に目があたる部分の部品をアイピースと呼ぶこともあるため、正確性を期するためこのブログでは通常アイピースということばを使わず接眼レンズと表記しています。)
同社のネットカタログでは現状3種類のズームアイピースが用意されていますが今回のSV135は中でも一番高価なものです。(まあ高価と言っても(今日現在)5280円なのですが・・・)
フィールドスコープSV406Pのズーム式接眼レンズの出来が素晴らしく良かったので、もしやということで入手しました。
昔(50年くらい前)はズーム式接眼レンズというと視野が狭くて、収差がひどくて暗いという三重苦なものが多くあまり使いたいと思うことが無かったです。
ズームするとピントも大きく変わるものが多くて、カメラレンズのようにズイーッと寄ったり引いたりという雰囲気の使い方もできませんでした。(上の左側のレンズはそういったレンズです。)
セレストロンのズーム式接眼レンズ(右側)はかなり改善されていて、見え味もそれほど悪くありません。
低倍率側の24mmではプルーセルなどの古典的な接眼レンズより見かけ視界が狭いですが、高倍率側の8mmでは60°の広視界になり、観察会などでは重宝します。
そんなわけでセレストロンのズーム式接眼レンズとの比較を絡めながらレビューをしたいと思います。(続く)
いつも、参考にさせて頂いてます
ハイペリオンズームについて、ご意見頂ければ助かります
STL80A-MAXIで
大気の状態で良く見える倍率を
セレストロンのズームで調整しています
それ以上の倍率は
スコープテックの6ミリと
過剰倍率ですが
フォトンの5ミリを使用しています
セレストロンと比べると
ハイペリオンズームは
もっとシャープに見えるのでしょうか?
宜しくお願いいたします
佐藤様
手元にあるのは第一世代のハイペリオンズームですが、わりに出来の良い国産のアッベオルソと比較してもそれほど見劣りのすることがないので、惑星を見るのにも活用しています。
セレストロンのズームもかなり良く見えますが、実は私自身この二つをサイドバイサイドで見比べたことがありません。
(ハイペリオンは2インチ専用として天文ドーム使用し、セレストロンは出前観察会用の機材としているため)
感覚的にハイペリオンのほうが見かけ視界が広くて、どの焦点距離でも視野端まで星像が良いので、あまりズームレンズを使用しているという気がしない感じが気に入っています。
セレストロンは24mm側の視界の狭さと、周辺像の若干の乱れが(較べれば)少し気になるかもしれませんが、中心像ではあまり差がないので追加で購入するかどうか悩ましいところだと思います。
ご丁寧な返答ありがとうございました。
高額ですので、中心像にあまり差がないのでしたら、お金を貯めて広範囲用の筒を買うことにしました