今日は少し雲がちの天候。
気温が低くて冬に逆戻りといった感じです。
さて昨晩はトキナーの100-300mm/F4+ASI120MMの組合わせでEAAの検討をしていたのですが、いろいろ観察したり撮像をしているうちに、どうもその映りに納得が行かなくなりました。
70-200mmズームのときも感じていたのですが、ズームの必要を感じるのはプレアデス星団、アンドロメダ銀河、二重星団(h-χ)くらいで、それ以外の天体は300mm前後の焦点距離が適切ではないかという気がしています。
(40cm望遠鏡の常用倍率である100倍より少し広い視野が得られ、眼視観察との見比べにちょうど良いのです。)
上記の3天体についていえばEAAで見るより、口径10~15cmくらいの低倍率で見た方が(月さえなければ)綺麗だと思うので、広角側の焦点距離の出番はとても限られそうだという気がします。
というわけで原点回帰。
もともとスタパにあるウイリアムオプティクス社のゼニスター66SD(D66mm/f388mm(F5.9))に0.8倍の レデューサーフラットナーを組み合わせて、約310mmにして試してみました。
輝星だとダイレクトにバーティノフマスクを掛けてピント合わせができますし、かなり暗い星でも短時間(1秒未満)にモニタ上で確認できるので手動での位置合わせも簡単です。
(早くプレートソルビングができるようになりたいのですが・・・)
というわけでサクッといくつか撮影。
上はトキナー100-300mm(望遠端)との比較です。
同等の焦点距離でも解像度が全く違うのがわかると思います。
ゼニスター66SDは望遠鏡であるためレンズ構成が単純でヌケがとても良い感じです。
気をよくしてM84付近、マルカリアンチェーンと呼ばれる系外銀河の塊の根本あたりです。
30秒露光くらいでも2スタック目くらいからモニタ上でそれらしく見えてきます。
上は球状星団M13ですが、モニタ上で眺めても微光星のきらめきが感じられて、40cm望遠鏡の眼視に近い見え方が楽しめます。
試行錯誤が続いていますが、当面はこのセットでスタパの観察会に臨みたいと思います。