今日も梅雨空な一日。
Eaaにはコリメートは一応終了したのですが、RAGSさまよりETX-90では如何?というコメントを頂いたので試して見ることにしました。
ETX-90の鏡筒はもともとフリップミラーでミラーを介して直角方向から(通常はこちらから)見るのと、ミラーを介さず直視方向(リアポートと呼ぶようです)からも見られるようになっています。
ただし純正の架台ではアーム長さが足りないため直視方向は塞がれていて使えないです。
鏡筒のみを外して別の三脚や経緯台、赤道儀に取り付ける場合はこの直視方向を使わない手はないのですが、いざ使おうと思うと塞がれた部分のネジが特殊でM30.5という規格になっています。
ミードが元気にETXシリーズを販売している頃はリアポート用のアクセサリーが入手できたのですが、現在ではかなり難しく海外通販で購入するしか手がありません。(3Dプリンタで自作する手はあると思いますが)
一応上記の部品構成を説明しておきます。
1.ETX-90鏡筒本体
2.リアポート-M42変換アダプター
3.M42-M42 スペーサーt10mm(ミラー側と焦点位置調整用)
4.M42-31.7mm接眼アダプター(SVBONY製)
5.セレストロン ズーム式接眼レンズ(8-24mm)
6.M42-31.7mm接眼アダプター(ビクセン製)
7.QHY5L-Ⅱ(CMOSカメラ)+CSマウントレンズ(f6mm/F1.2)
(りアポート用接眼アダプター入手できれば2,3,4は一つに部品に集約できます。)
QHY5L-Ⅱは今となってはかなり旧機種ですがとりあえずSVBONYのSV305よりは感度が高いです。
これから購入するならASI 462MCあたりがお奨めですね。
(おなじSONYセンサーを使用した安い機種も出てきているのでASIにこだわらないならそちらもアリですね)
コリメート撮影用接眼レンズとしてはより長焦点の30~32mmを用いるほうが合成F値が明るくなるので有利ですが、観察会などで月や惑星も見せたいなどと欲張ると圧倒的にセレストロンのズーム式接眼レンズとの組み合わせがお奨めです。
接眼レンズが32mmと24mmでは合成F値がF2.6→F3.5になりますし視野も3割ほど狭くなりますが、52倍から156倍まで出せるのは汎用性の面で応用が利きます。
高倍率側ではかなり暗くなってしまいますが、月や惑星などの明るい対象専用と割り切れば使用上の問題はないと思います。
今度晴れ間が見えたらこのセットでいろいろ試して見ようと思います。
スタパオーナーさま
早速の投稿ありがとうございます。ものすごく参考になります。
フォトポート側の眼視アダプタは持っているので良いとして、アイピースはLV Zoomを使おうと思っていました。外観がセレストロンZoomとほぼ同じなので、ゴム見口を外せばTネジが切られていると思いきや、ネジは切られていませんでした。残念!仕方がないのでPL32mmを使おうと思います。
CCDカメラやカメラアダプタ類は見当たりませんでした。多分実家で朽ち果てています。(笑)
キャプチャーに使っていたノートPCも引っ張り出してみましたが、電源が入りませんでした。さすがに20年前のPCは使えなさそうです。天体望遠鏡は20年前の物でも普通に使えるので有難いです。
このためにノートPCを買うのも勿体ないので、手持ちのタブレットで試してみます。
道のりは長そうです。(笑)
RAGSさま
フォトポートのアダプターがあれば後はいろいろと応用が利きますね。
LVズームにM42のネジがないのは残念でした。(そんなところでケチるなよ~、という感じですね。)
PL32はとにかく明るいのがメリットですね。
センサーサイズとCマウントレンズの焦点距離をうまく工夫すると楽しいと思います。
20年前のPCでEAAはさすがに厳しいでしょうね。
CMOSカメラ側からのPCの要求仕様が平気でi5以上メモリ8G以上でUSB3が必要だったりします。
それ以下でも動くのですが、コマ数が稼げずにカクカクしたりレスポンスが悪かったりします。
ZWOのCMOSカメラならAndroidタブでプレビューができるのでEAAには充分だと思います。