今日も夏らしい天候(=昼間晴れて夜曇る・・・)
さて一昨日(7/17)の晩は梅雨明けで良く晴れてくれたのですが、セレストロンC90ほか小口径望遠鏡で遊んだあと、シーイングが良さそうだったので40cm望遠鏡で惑星の撮影。
40cm望遠鏡で土星を見ると、年に一度出会えるかどうかの好シーイングで、ワクワクしながら撮影しました。
40cm望遠鏡で撮影した写真としてはまだまだの感はあるのですが、スタパが撮影した土星としては恐らく過去ベストです。
これまで納得の行かない画像が多かったのですが、これは私の腕のせいではなく、当地のシーイングの悪さが原因だった事がよく分かりました。
今回ほど撮影中に揺らぎが小さくキレイに見えていたことが無かったので、もしや? と思った訳です。
そして木星。
こちらも過去ベストです。
大赤斑が見えているもう少し前の時刻に撮影しなかったのが悔やまれます。
まあシーイングさえ良ければまた撮れる機会もあるでしょう。
昨日、今日と雲に邪魔をされているのですが3夜連続で月の写真も撮影していますのでアップしておきます。
7月17日
7月18日
7月19日(今晩)
月のクレーターを楽しむのに、とても見やすい3晩の月です。
スタパオーナー様
写真ですが、早速拝見させて頂きました。
木星と土星共に過去ベストの事。
おめでとうございます。
写真で好シーイングでベスト。
40cm肉眼でもベストだったのでしょうか?
なお、自分もシーイングの見分けがつくようには、なってきました。
夏至の翌日の6月22日の夜と、7月17日の夜が、好シーイングでした。
自分も好シーイングを狙い、こだわるようですが、カッシーニ溝は見たいと思います。
小澤利晴さんが書かれていましたが、輪の傾きも小さくなっていると。
2025年が輪の消失ですし。
追伸
以前にも書きましたが、隣町の天文台にも同じ40cmがあります。
ここまで素晴らしい画像なら、ポルタⅡ A80Mfで納得したら、天文台に行ってみようかと思います。
HSTの写真を彷彿させる素晴らしいイメージですね。さすがです。
土星の方は以前に32cmドブソニアンで見たイメージに近い感じです。もちろん大きさはこの写真の1/10くらいです。
木星は、眼視ではとても経験できない像ですね。
シーイングと40cmの口径が噛み合った素晴らしい映像です。
仕事に行く前にこのような写真を見せていただけると、さあ、頑張って行こうと言う気持ちになります。
ブルースさま
肉眼で見ても素晴らしい見え味でした。
小口径、屈折、平地だとこちらの環境よりも遙かに好シーイングに出会える確率が高いと思います。
お近くの公開天文台で見せてもらうことも強くお奨めします。
大口径でこんなふうに見えるというのを学習すると、小口径でも以前より細かいところが見えるようになるという話が古い天文書に紹介されていました。
とは言え時節がらお身体はどうぞお大切に・・・
小澤さま
お褒め頂きありがとうございます。
HSTのようというのはさすがに褒めすぎだという気がしますが、私自身の今後の指標にな一枚です。
今後も研鑽に励みたいと思います。
オーナー様
良い写真が撮れましたね。
過去ベストおめでとうございます。
日本で高倍率の撮影はシーイングとの戦いなので対策できる機能とかができるといいのにな。。と常々感じています。(大口径だとなおさら影響ありますね。監視カメラの画像処理エンジンに搭載されている陽炎抑止機能などはもしかしたら天体のシーイングキャンセラーにも有用かもしれません。天体用のカメラにも天体用に特化した画像処理エンジンが搭載されてほしいな。。と感じています。)
T-Studioさま
ありがとうございます。
これまでまともな画像がなかなか撮れなかったのがシーイングの影響であることがはっきり分かってスッキリしました。
当地はやはりシーイングの良い日が少ない、惑星観測には不向きな場所のようです。
陽炎抑止機能が開発されているのですね。
すばる望遠鏡のように鏡面形状を変化させてメカ的にシーイングキャンセルする方法くらいしか思いつきませんが、ソフト的に対応するのでしょうか?
画像ごとに良否を判断するのではなく、人間の眼のように良く写っている場所を部分的に選んで合成して行くようにAIが進化したら面白いですね。
オーナー様
このリンクがわかりやすいかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=fJ7VXmTYFL4
監視カメラは超望遠で地上の風景を監視することを主眼に開発されているので視認性を向上させる画像処理機能が複数搭載されていますね。
私が所有するカメラにも幾つか同様の機能が搭載されていますが、幾つかの機能は天体観望にも有用に感じています。
T-Studioさま
凄いですね陽炎軽減はソフト的に処理しているのですね。
天体用にも普及すると良いですね・・・
オーナー様、
今宵、C11で衝の土星を見ました。シーイングはこのオーナー様のお写真を撮られた時には到底及びませんでしたが、小口径では体験できない迫力ある像を楽しめます。400倍でも全く暗くならずにカッシーニもクッキリと本体の模様までしっかりと見えました。この倍率でこの明るさは、やはりC11の真骨頂ですね。土星を楽しむには最適な望遠鏡と思います。
木星は、完全に南中するまで時間的に見れなかったので、ややシンチレーションの影響を受けました。280倍で、まそこそこ楽しめました。
大口径買いたい。
しかし、俺の生活にそんな余裕はない。
となると、小口径ポルタⅡ A80Mfで、戦うしかない。
小澤さま
C11が出動できる天候だったのですね。
気流さえ良ければ充分な見え味だと思います。
気軽に移動可能な望遠鏡として最強だと思いますね。
「気軽に移動可能な」という意味では裏を返せばギリギリのところで、よほど条件が良くないと(私の体力では)出動させたくないレベルとも言えます。
個人差はあると思いますがC11は絶妙なポジションの望遠鏡だと思います。
オーナー様、
連続ですみません。同じ対象をマクストフで見ると土星ではあまり感じませんが、木星の場合明らかに見ていて心地良いです。シュミカセの方は木星の周りに派手にハロが出ます。マクストフはバックが暗く、明るい対象の周りに発生するハロが非常に少ないですね。
解像度は口径が違うから比較できませんが、どちらがシャープかと言えば若干シュミカセに軍配が上がるような気がします。順応時間は同じくらいの口径の場合、シュミカセのほうが若干短めなのかなと。だからシャープとは一概に言えませんが。
さらに小口径屈折のラプトル60。これまたとっても良いです。順応時間はゼロ。像は小さくても、ピシッと鋭く合うピント。非常にシャープな視野です。このシャープ感は、シュミカセやマクカセには無いものです。
木星や土星はどんな光学系でもどんな口径でも楽しめる対象ですね。
ブルース刑事さま
私が中高生のころNikonや五藤の8cm屈赤は「神」でした。
「いつかは8cm・・」みたいな夢の存在でした。
時代が変わり、惑星屋だったことから口径肥大症を患ってしまい大口径への道をひた走り・・・
でも望遠鏡が大きくなればなるほど出番が減る。(セッティングすると曇るジンクスで疑い深くなる、置き場所に困り引っ張り出すのがたいへんなど)
小澤さまが書かれているように大口径になれば細かいところが見えるようにはないのですが、良く見えるのと気持ちよく見えるのはまた別の話。
8cmには8cmの楽しみがあると思いますので極めて頂ければと・・・
オーナー様、
ごめんなさい。コメントが重なってしまいました。
そうですね。C11は移動で使えるギリギリの機種だと思います。
若い頃は25cmニュートンとか32cmドブソニアンとかを苦もなく移動していたのですがこの歳になるとC11でギリギリですね。気流の見極めだけでなく、C11を出して、大型の架台、三脚を出して、その上に乗っける体力のある日でないと、無理です。
これが、出動機会が最多な機材がラプトルになる所以です(笑)。
小澤さま
望遠鏡によって個性が違うのを楽しむのも面白いですね。
細かいところまで見えるのと、気持ちよく見えるのは別の話ですし、
いつでも気楽に見られるのと条件を気にしながら気合いを入れないと使えないというファクター、
お財布に優しいか、置き場所は確保できるかなどなど、望遠鏡を評価する基準は人それぞれに変わりますね。
最近は「みんな違ってみんないい」という心境になりつつありますが・・・
小澤さま
ある意味、ラプトルやポルタが最強かもですね。(笑)
ブルース刑事様、申し訳ありません。私の表現が至りませんでした。
私も、オーナー様同様、昔のニコン8cmは神でした。
おそらく私とオーナー様は同年代なのかなあと思いますが、あの当時、8cm屈折を持っていたアマチュアはそう多くはありませんでした。
今でも、8cm屈折は良く見える光学系だと確信しています。口径の大きいものは順応にも時間がかかるし、気流の影響も受けやすいので、一年を通して安定してよく見えるのはむしろ小口径屈折だとも言えると思います。実際私も一番使うのは圧倒的にラプトル60です。ラプトルが年間80回くらい、C11は年間10回くらいでしょうか。もちろんその中で、ラプトルの方がシュミカセよりもよく見えた日があったのも事実です。
是非、8cmn屈折を使い倒してください。
オーナー様。同感です。
ラプトル+ポルタIIのような小口径屈折が使用頻度も含めて最強、ですね。
スタパオーナー様。
小澤利晴様。
ご意見丁寧に拝見させていただきました。
ポルタⅡ A80Mfの使用も、今夜で12回目。
良い望遠鏡とは、頻繁に使う望遠鏡だ、
どこかで見ました。
ポルタはそれに該当すると思います。
なお、昨夜はシーイングは今までで一番良好でした。
しかし、残念ながら8cm屈折の限界が分かりました。
昨夜で12回目。
目が慣れてくれば、惑星は細かい模様が見えてくると思って見て来ましたが、どうもビクセンガイドプックや書籍に載っている、8cmの見え方にはなってこないようです。
もちろん眼が悪い訳ではありませんが、6cmレベルの見え方そのものです。
期待が強すぎたのかも。
ただ、惑星観望は好きなので、ポルタで続けていきたいと思っています。
なお、一昨日初めて金星を見ましたが、あまりに低空のためか、大気の揺らぎがすごくて、安定した像にはなりませんでした。
ブルース刑事さま
ガイドプック等に載っているXXcmでの見え方は、熟練者の目でやっと見えるレベルが多いような気がします。以下のURLの画像が一般的な8cmの見え方に近い気がします。シーイングの良い日はもう少し見えるかもしれません。
https://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/photo/48725
惑星を見る場合は倍率の選択も重要で、私はETX-90で惑星を見る場合は、対象やシーイングに応じて250倍、208倍、166倍を使います。闇雲に高倍率を勧めるわけではありませんが、10cm以下の口径であれば、口径mm×2倍以上の倍率でも実用になる事が多いと思います。一昨日は208倍が丁度良い倍率でした。
RAGS 様。
ガイドブックの見え方についてのコメント、ありがとうございました。
参考にします。
倍率は、ポルタⅡ A80Mfの場合、46倍、91倍、144倍です。
自分の場合は、91倍が土星や木星を見るベスト倍率です。
この91倍で大赤斑も分かりました。
144倍だと像が暗いのと、すぐ視界からはずれる上、経緯台なので追尾が大変です。
ブルース刑事さま
確かに経緯台だと高倍率での追尾は大変ですね。それに標準付属のPL 6.3mmだとアイレリーフが短く除きにくいのではないでしょうか?
私が甥っ子に望遠鏡をプレゼントした際には、広視野ハイアイの6mmのアイピースをセットしました。像が暗いのは変わらないと思いますが、見掛け視野50度と65度以上のアイピースでは、導入や追尾の楽さがかなり違います。
木星、土星の後には、天王星、海王星が見ごろになりますから、高倍率用のアイピースを強化するのも良いかと思います。天王星はETX-90でも充分楽しめますから、A80Mfでもいけるのではないでしょうか。青い円盤が綺麗ですよ。海王星は面積が有ることがわかる程度です。