ビクセンFL90Sとハレーマルチ70Sで遊ぶ

今日は晴れのち曇り(夕方までは晴れていたのですが・・・)

ここのところお気に入りのビクセンFL90S(奥側)と同じくビクセンのハレーマルチ70S。

接眼レンズの組み合わせや使い勝手を考えたアクセサリー類のマッチングなどを進めています。

ビクセンFL90S(D90/f810mm)+スコープテック「ゼロ」+大型写真三脚の組み合わせは8.0kg。

ポルタA80Mfよりも1kg軽量で、コンパクトで取り回しが容易なのに、口径が1cm大きい(しかもアポクロマート)というワクワクする仕様です。

比較的低倍率(30倍)からかなりの高倍率(250倍くらい)までどんな倍率でも気持ちのよい、優等生的見え味です。

これまであまり出番が無く死蔵に近い状態だったの悔やまれるほどで、ポルタA80Mfの出番が減りそうです。

一方のハレーマルチ70S(D70/400mm)+写真三脚の組み合わせは4.5kgで片手で気軽に持ち歩ける質量。

短焦点のため双眼鏡並みの低倍率(10倍~)が得意ですが、条件によっては100倍以上でも意外に良く見えます。

これまでこの鏡筒と組合わせる接眼レンズや天頂プリズムについてあまりこだわっておらず、やすい鏡筒なのだから「オルソで充分」みたいな認識だったのですが、天頂プリズム(天頂ミラーではない)+スマイス系レンズ組み込み式接眼レンズの組み合わせでちょっと化けてくれました。

今夕は3.2mm接眼レンズと組合わせて(125倍で)月を見たのですが「この筒、こんなに良く見えたっけ・・・?」という印象でした。

確かにFL90Sと見比べると少しポッテリしてキレが感じられないのですが、見比べればの話でこれだけ見ていれば結構いけます。

鏡筒自身に微動装置が組み込まれているので30分くらいなら追いかけることができ、別に微動雲台を用意しなくても気楽に高倍率が使えるのも強みです。

そんなわけで今夕の月を直接焦点撮影で撮ってみました。(かなり雲に邪魔をされ落ち着いてピント合わせができなかったのですが・・・)

まずはいつものETX-90(D90/f1250mm)で直焦の月(赤道儀載せなのでじっくり撮っています)。

次にFL90Sで縮尺同じ(焦点距離が短い分小さいです)。

中央部拡大でETX並みに拡大すると

実はETXに負けないくらい良く写っていました。

最後にハレマル70S、

同じ拡大率なのでさすがにハレマル70Sは小さいですが拡大すると、

下手な望遠レンズよりも良く撮れている感じです。

かなり雲に邪魔をされている中でピント合わせもいい加減な状態だったので、撮り方を工夫すればそれなりの写真を撮ることができそうです。

個性のかなり異なる2機種ですが、それぞれ楽しく見比べることができました。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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