今日は昼間は曇り、夜になって晴れてくれました。
さて昨日遊んだFL90Sとハレマル。
FL90Sのほうはとても優等生であとは実戦でドンドン使うだけという感じでした。
方やハレマルの方はもう一ひねりしたいところ・・・
普通のカメラ三脚に取り付けると、鏡筒が上方に向くほどにバランスが悪くなり上向き方向に強いモーメントがかかってしまいます。
眼視で観察するだけならアンバランスの度合いも何とか我慢できるレベルなのですが、カメラを接続しようと思うとそのモーメントの大きさはかなり危険な領域になってしまいます。
そこで上のようにカウンターウエイトを取付けて見ました。
あり合わせの部品を組合わせて取り付けているので不格好ですが、とりあえずカメラ無し(天頂プリズム+接眼レンズ)ならどの方向でも釣り合いが取れます。
カメラ(m4/3の小型カメラです)を付けるとカウンターウエイト無しのカメラ無しのときと同じくらいの(何とか我慢できる)アンバランス度合いです。
さて昨日月の写真を撮影したときにハレマルでは月が小さくしか写らないので大きく写す方法を工夫する必要があると書きました。
昨日撮影したのはフルサイズのEos6Dだったのでm4/3のE-M10で撮ればハレマルの焦点距離400mmが800mm相当の画角になります。
この画角では月は下のように写ります。
処理すればそれなりの写真にはなるのですが、もう一廻り大きく写したいところです。
バローレンズを使う方法などをいろいろ試したのですが、筒外焦点が長くなりすぎてあまり気持ちがよくないです。
いろいろ試した結果、テレプラスを使って見ることにしました。
バロー系を使うよりは少しカメラの位置が近くなります。
旧式オリンパスマウント用テレプラスを使用しているので構成は上のようなややこしいものになっています。
まずはテレプラス無しの直接焦点撮影(上の写真をトリミングして月のサイズが近くなるようにしています。)
次にテレプラス付で撮影(いずれも色収差軽減のためバーダープラネタリウムのフリンジキラーフィルターを使用のため黄色味が強いです)。
細かく見比べるとテレプラス使用の方がわずかに解像度が高くなっています。
焦点距離を引き伸ばしたことにより球面収差が減少しているのか、像を大きくしたことによりピント合わせの精度が高まったためなのか原因は不明です。
ただし撮る時の苦労を考えるとテレプラス無しの方が早いシャッター(4分の1=2段)が切れるし、ズッと気楽な構成で行けるので、この程度の違いならテレプラス無しの方がよいかもと思えてしまいます。
ちなみにいつものETX-90+Eos6Dでの月がこちら
ハレマル+E-M10で充分な気がしてきました・・・・