皆既月食中の天王星食

今日も良い天気でしたが日没後は曇りとなりました。

スタパ周辺は紅葉後半戦ですがマダマダ綺麗です。

さて昨晩は皆既月食だったのですが皆既月食中に天王星が月に隠される「天王星食」がありました。

前回は400年以上も前に起こっているそうですが天王星が発見されたのは1781年のことなので、人類史上始めて観測された現象と言えます。

単に天王星が隠される通常の天王星食は少なくとも10~20年に一度は起こるのですが、多くの場合月と天王星の明るさの差が大きすぎて写真で捉えるのはかなり難しいのです。

今回は皆既月食中で月の輝度がかなり低くなるので、月と天王星のツーショットが狙える極めてレアなチャンスだったと言えます。

というわけでかなり期待して、と言っても撮れたらいいなぁ~くらいのノリで写してみました。

月全景+天王星は露光時間の設定が悪く天王星が伸びてしまいました。

1秒×16コマの合成のため天王星の動きが見える画像となりました。(という負け惜しみ)

40cm望遠鏡の主焦点(4060mm)にNeptune-CⅡを取付けて動画で月が天王星を呑み込む瞬間を捉えました。(8倍速です)

シーイングの揺らぎを少しでも軽減するため近赤外で撮影しています。

このため天王星が本来の薄黄緑ではなく赤く写ってしまいました。

いつもより2倍美味しい皆既月食でした。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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