笠井CS-MONO 3×50がやって来た その4(完)

今日日中は気持ちのよい青空でしたが、日没後にしっかり曇りました・・

さて今日も笠井トレーディングのCS-MONO 3×50の続きです。

今日はCS-MONOを使う上でちょっとした裏技を紹介しておきます。

CS-MONOは手持ち使用専用のためそのままでは三脚などに取り付ける事ができません。(構造的にも三脚ネジなどを追加するのも難しそうです。)

それでも時と場合により三脚に固定して使いたい場面はあると思います。
(同じ天体を複数人数で見たいときには必須ですね。)

そんなときに使えるのがこちら、

小型双眼鏡用部のビノルーダーです。

ゴムバンドで固定する方式ですが、CS-MONOが軽量なので充分安定した固定が可能です。

三脚に固定した状態で覗いた時にガリレオ式望遠鏡特有の面白い見え方に気付きました。(というより想い出しました。)

上はただ覗いた時の視野ですが、瞳の位置をほんの少し上下左右に振ると視野の外側が見えるようになり、下のように結構広い範囲が見えてしまうのです。

ケプラー式望遠鏡の場合には有り得ない見え方なのですが、瞳位置を中央に固定したときに見える範囲の数倍の面積が見えてしまうのです。(壁に開いた小さな穴から向こう側を見るような感じといえば分かるでしょうか・・・?)

CS-MONOの実視界ではオリオン座の三つ星を視野中央に捉えると、対角線上にあるベテルギウスとリゲルを同時に見ることはできないのですが、(スコープを固定したままで)瞳の位置をほんの少しずらすとベテルギウスが見え、反対側にずらすとリゲルが見えるという不思議な体験ができます。

CS-MONOではこの視野外の星像もそれほど悪くないので、この技を使い始めると見かけ視界や実視界の狭さが予想以上に気にならなくなります。

これから星座を覚えて行こうという方にはこの技と合わせてぜひお奨めしたい一品と思います。(完)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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