今日は雨のち曇りの天候。
二十四節気では「雨水」にあたる日で、季節の変わり目といった感じでしょうか。
さて散開星団シリーズ、今日、明日はおうし座にフォーカスします。
おうし座の散開星団といえば何といってもプレアデス星団(M45、すばる)ですね。
全天に数ある散開星団の代表といっても良いほどの星団です。
あまりに有名なので多くは語りませんが、目で見てよし、双眼鏡で見て良し、望遠鏡で観察して吉、撮影して善しの優等生ですね。
一連の撮影に用いているスタパのシステムではギリギリ一杯に写ります。(逆に天体の大きさの感覚を掴みやすくするためプレアデスがギリギリ一杯に入る写角の光学系を選んでいます。)
そしておうし座といえばもう一つ、牡牛の顔に当たるV字に星が並んだ部分のヒアデス星団です。
ただこちらはとても大きく、上の写真はフルサイズ一眼に200mmレンズを着けて撮影しています。
プレアデスと並んだ写真を見るとその大きさがわかると思います。
(見比べて楽しむのには双眼鏡が最適ですね。)
プレアデスが約450光年、ヒアデスが約150光年のところにあるそうなので、そう考えるとヒアデスが特別まばらな星団でないことが分かります。
ちなみにヒアデス星団の中でひときわ明くオレンジ色に輝く星はおうし座の一等星アルデバランですが、この星、ヒアデス星団とは無縁で68光年のところにあるそうです。
プレアデス、ヒアデス、アルデバランとこの三つの天体を眺めているだけで何となく宇宙の奥行き感を感じてしまうのは私だけでしょうか・・・・