散開星団が面白い その16(オリオン座2)

今日日中は素晴らしい青空が広がったのですが、夜はまたもや曇り・・・

何だかかなり星空に見放された天候の続くスタパ周辺ですが、今日も散開星団シリーズを続けます。

今日もオリオン座の続きです。

オリオン座の頭のあたりにあるλ星周辺は本当に星の並びが「λ」の形になっています。(この星にあえてλを割り当てているのはきっと古人の遊び心だと思うのです)

実はこのあたりCr69というナンバーの付いた立派な散開星団のようです。

明暗差の激しいまばらな星団ですが、双眼鏡でも楽しめる星団のひとつです。

オリオンが雄牛に向かってかざすライオンの毛皮とヒアデス星団(おうし座)の間の星座境界近くにNGC1662があります。

パラパラと明るめの星が意味ありげに固まっています。

NGC2112はオリオン座を取り巻くように漂うバーナードループと呼ばれる赤い星雲の起点近く(一番上のほう)にあります。

眼視でバーナードループの赤い星雲を見ることはできないのですが、たくさんの微光星がつぶれた形でモヤッと集まっているのを見ることができます。

オリオン座の三つ星からオリオン大星雲のあたりはもの凄くたくさんの星が入り乱れていて、全体が散開星団のように見えてしまうのですが,ナンバーの付いた散開星団としてはNGC1981があります。

位置としてはオリオン大星雲(M42)の上にあるランニングマン星雲(NGC1975-1977)のさらに上、バラバラと明るい星が並ぶのがNGC1981です。

石炭車星団と呼ばれていますが、トロッコをイメージするとそう見えないこともないですね。

オリオン座にある散開星団はわりと数が少ないですが個性的なものが多いのが特徴ですね。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 星空 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください