散開星団が面白い その15(オリオン座1)

今日は曇りのち雨、周期的に天候が巡るような感じです。

さて少し間が開きましたが散開星団シリーズをボチボチ再開します。

今日はオリオン座です。

下はオリオン座の中でオリオン大星雲に次いで特徴的な星雲、モンキーヘッド星雲(NGC2174)です。

オリオンが振り上げる棍棒の先あたりでふたご座との境界近くにあります。

一度孫悟空のようなお猿の顔が見えてしまうとそれ以外が思い付かなくなってしまうほど綺麗な形です。

でも実はこの星雲、散開星団も抱えています。

お猿の目からこめかみあたりの星の集団にNGC2175というナンバーが割り当てられています。

望遠鏡を向けると眼視で星雲は見えないのですが、パラパラと星が集まっている様子は確認できます。

オリオン座の棍棒のあたりにはなぜかNGCナンバーの散開星団が集まっています。(それ以外の場所の散開星団はかなり少ないです。)

次も棍棒の中間あたりにある特徴的な星団NGC2169です。

わりと明るめの星がギシッと特徴的に並んでいるので、37星団とか、LE星団、ショッピングカート星団、小スバルなど様々な名前が付けられています。(写真ではどう見ても37でしょう・・)

下は同じく棍棒の中間あたりにあるNGC2194です。

非常に暗い星がたくさんモヤッという感じに集まっているのが微かに分かる程度です。

次は棍棒の根本、オリオンの右手あたりにあるNGC2141。

眼視ではこちらのモヤッと写っている部分はよく分からず、取り囲む星たちがパラリと見える程度でした。

下はベテルギウスとバラ星雲(いっかくじゅう座)の丁度中間あたりにあるNGC2186と2180のペアです。

2186は微光星がモヤッと横に伸びた感じで並んだ見えます。

2180は大きく拡がっていて視野内に少し星が多いかな?・・といった感じの見え方で、どちらもあまり目立たない星団です。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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