今日のスタパ周辺は日中やや雲の多い天候でしたが22時過ぎまではなかなか良い天気でした。
早めに曇ることも予想して、監察課の準備も早めに進めました。
おかげでたぶん今シーズン最後になりそうな土星を見ることができました。
あまりシーイングが良くなかったですが木星も見えて定番の観察会ができました。
21時過ぎには月もきれいに見えました。
さてR150Sの改造作業今日は「主鏡清掃とセンターマーク付け」です。
まずは主鏡をセルから取り外し水道水で流します。
薄めた中性洗剤をかけてソッとスルスルこすります。
仕上げに精製水をかけて大きな水滴はブロアーで飛ばして、自然乾燥させます。
トレーシングペーパーに十字線を引き中心から主鏡径と同じ円とセンターマークと同じ大きさの(厳密には1mm大きい)円を描き、センターマーク部は切り抜いたものを主鏡にピッタリ合うように被せます。
切り抜いた部分にセンターマークを貼り付けます。
今回はパンチ穴補強用のシールを貼り付けました。
センターマークがあると光軸調整のときに主鏡の中心を簡単に把握することができるので作用効率や精度が大幅に上がります。
最近では販売時に付けている製品が増えましたが、古い機材では付いていないことが多いので、少し面倒でも付けた方が良いと思います。
オーナー様、明けましておめでとうございます。
一本足の斜鏡金具、確か昔の高橋の10cmF10ニュートンも、一時期一本足だったかと思います。
スパイダーの影響が最も少ないのは4本足と言われていますが、3本足も結構見受けられます。
しかもこのスパイダー、中には随分太いものも見受けられます。中には4〜5mmなんてのもあります。写真撮影用途に光軸がなるべく狂わないように設計されているのだと思います。
最近のもの、特に外国製では4本足で太さ1mm前後のベインタイプのスパイダーのものが多いですね。さらに斜鏡が小さく高倍率向きに物もありますね。眼視で、高倍率での惑星観測をする目的には、この方が向いていますね。
それにしても国産のニュートンではメーカー出荷時になぜ主鏡中心点を打っていないのでしょうか。
光軸調整がユーザーに委ねられるニュートン式では、中心点は必須な気がしますが。
小澤さま
このR150Sの斜鏡脚は1本足ですが厚みが5mmあります。
このため不本意ではあるのですがスパイダーマスクも5mm幅にしています。
分解能の面では細い方が良いのでしょうが元々の足の厚みに泡朝ざるを得ないですね。
主鏡の中央点マーキングは全てのメーカーに「常識」として付けるべきものだと認識して欲しいですね。