今日もスタパ周辺は良い天気です。
さてGP赤道儀自動導入化の続き、今日はASIAIRとの組合わせ運用についてです。
ASIAIRと組合せの確認を行う前にWindowsとの組合せの試験をしたのですが繋がったり繋がらなかったりと再現性がなく不安定でどんどん時間が経ってしまいもったいないので、先にASIAIRとの組合せ試験を進めました。
結論から言うとASIAIRと組合せとても簡単で安定感がありました。
ASIAIRを立ち上げる前に前回説明した下記の3ステップでOnstepを立ち上げておきます。
① OnstepをWi-Fiで接続する
② 立ち上げの都度、Onstepに時刻を設定する
③ トラッキング(赤道儀の追尾)を開始
先にOnstapを稼動状態にしておくことが肝で、その後ASIAIR側の立ち上げ作業
事前にOnstepの電源を入れておくだけで全ての操作がASIAIRアプリで完結してしまいます。
① ASIAIR本体にOnstepとカメラをUSB接続
② ASIAIRの電源接続、タブレット(スマホ)とWi-Fi接続
③ 架台の設定(架台マーク)で「Onstep」を選択
というAM5やAZ-GTiとの接続と同じ操作をすれば良く、その後の操作もASIAIRアプリで問題なく動きます。
テスト的に幾つか撮影をしてみました。
光学系はSharpStear50ED(D50/f330mm)+0.5×レデューサー(実質焦点距離187mm)+UV/IRカット+CLSフィルター+ASI585MC
(特記無きはBIN2、Exp10sec×32stack、Gain252で撮影しています。)
まずはド定番M42、
バッチリ導入してくれで、しっかりスタックしてました。
子午線跨ぎを確認するためM46を導入、
導入後M47との中央付近をGOTOセンター機能で選択して撮影しています。
同じく高赤緯のM81-82
問題なく導入、スタックしてくれています。
気を良くして露光時間を30秒に延長、
30秒でも星が流れずスタックできています。
極軸は極望の中心付近に北極星を入れたレベルですが、観望レベルなら問題なさそうです。
赤道付近のしし座トリオ銀河、
飛行機の通過がありましたが、それ以外は問題なさそうです。
以上、ASIAIRを用いたOnstep化GP赤道儀の運用状況でした。
安定性も再現性も問題なく使用できそうです。
オーナー様
ASIAirはマウントドライバにINDIを使用しているので
AZGTiもOnStepも有線(USB)、無線(WIFI)いずれでもアプリを使用せずダイレクトに接続できますよ。
設定ごとにカスタムドライバ(エイリアス)として登録されていますので、どのカスタムドライバが該当するか試す必要があります。
私はOnStepは所有していないので試せませんが、AZGTIの場合は以下になります。
●初期ファームウェア(経緯台用)を使用している場合
・SkyWatcher Virtuoso Alt-Az(INDI INDISkyWatcherr Alt-Azドライバ、ホームポジション:北極、経緯台座標で動作)
対応架台:AZ-GTi(標準ファームウェア)、スカイエクスプローラーSE-AT100N架台(Sky Watcher SynScan USB(ケーブル自作も可能)もしくはSky Watcher Wi-fiアダプター必須)、Sky-Watcher VIRTUOSO GTi
●赤道儀用ファームウェアに変更している場合(この場合赤道儀専用になります)
・SkyWatcher AZ-GTi/SynScan Wifi((INDI EQModドライバ、ホームポジション:北極、ドイツ赤道儀座標で動作)
対応架台:AZ-GTi(赤道儀用ファームウェア)、EQModケーブル利用のSkyWatcher赤道儀(ハンドコントローラーは使わない)、Star Adventurer GTi赤道儀
●ハンドルコントローラーから接続する場合(スマホアプリからの場合も同様)
・SkyWatcher SynScan(INDI SynScanドライバ、ホームポジション:北極、天体座標はハンドコントローラーが管理)ハンドコントローラーを接続した全てのSkyWatcherマウント
私のブログで特集で検証しておりますのでお時間ありましたらご確認ください。
https://tstudioastronomy.blog.fc2.com/blog-category-44.html
T-Studioさま
ご指摘ありがとうございます。
ソーですよね・・・
冷静に考えればASIAIRアプリだけで完結するのでした。
Windowsとの組合せでなかなか繋がらなくて、あまりにもあっさり使えるのが頭では分かっているはずなのに余計なことをしてしまいました。