経緯台仕様のAZ-GTiでの電視観望 続き

今日は雪の一日

昼間はず~っと降っていましたがほとんど積もることなく、夜になって晴れ間が出る天候になりました

雲は結構高多いし、気流は悪いし、月は明るく、気温がグンと下がったうえに風が強く、天体観測向きの夜ではないですね・・

さて経緯台仕様に戻したAZ-GTiでの電視観望、昨日は配線がグルグル巻きになると言う話をしました

ベランダ観望ならそんなトラブルが起こることはないのでしょうが、視界の開けた場所での贅沢な悩みかも知れません

下はおとめ座の銀河団M84付近から銀河が連なるマルカリアンの鎖と呼ばれる宙域

8secx23stack(184sec)x2(総露光6分)のコンポジットです

銀河がそこそこ見えるように処理をすると非冷却カメラでダーク補正も掛けていないので画像は荒れウネウネと輝点ノイズが気になり、画像回転もかなりあって観賞用には少し無理があるように思います

下はりょうけん座の球状星団M3、8secx38stack(304sec)x4(総露光20分)で星団の広がりが分かる少し迫力のある写りになりました

とは言え輝点ノイズのウネウネと画像回転の大きさはトリミングしない限りどうにもならないです

眼視観察を併用しない電視観望なら赤道儀仕様に戻すのが無難な気がしてきました

実は今回のAZ-GTiの使用にあたっては先日(いつもいろいろ教えて頂いている)T-StudioさまよりASCOM Remoteを用いたテストをかねていました

少し前に経緯台仕様に戻したAZ-GTiを従来のそのままASCOMでSynscan+SharpCap+Stellariumの組合せで使用したときに頻繁にフリーズが起きていました

ASCOMが悪さをしているような気がしていたのです

ASCOM Remoteを組み合わせるとこの辺のトラブルが解消できるのではないかと考えたわけです

結果はかなり快調で、調子に乗りすぎて配線が首つりを起こすというトラブルが発生してしまいました

まだ使いこなしているわけではないですし、ネット上でもASCOM RemoteはT-Studioさま以外にほとんどの紹介例の無い状態です

追々このブログでも紹介できればと思います

スタパオーナー について

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経緯台仕様のAZ-GTiでの電視観望 続き への2件のフィードバック

  1. T-Studio のコメント:

    オーナー様

    Windowsのシリアル接続の仕様を見るに単独利用をするのでなければ、COMを利用するドライバに関してはASCOMRemoteを使うのが現状では最善かと思います。(様々なシステム上の制約を回避できます。)

    このあたりの問題は私のブログに記載しましたのでお時間あるときにご確認ください。

    https://tstudioastronomy.blog.fc2.com/blog-entry-694.html

  2. スタパオーナー のコメント:

    T-Studioさま
    ありがとうございます
    貴ブログをいろいろ参考にさせて頂きました
    ASCOMRemoteを使うために確かに一手間掛かるのですが、これで運用するとシステムがとても安定して動いてくれるように感じます
    今後はASCOMRemoteを取り入れて使うようにしたいと考えています

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