クローズアップレンズから完全無改造でレデューサーを作る

今日は晴れのち曇り

薄明終了まではキレイに月が見えていたのですが・・・・

さてここのところ出番の多いLX200-20(F6.3)(シュミカセD203/f1280)、補正レンズも鏡筒もピカピカで眺めているだけでちょっとワクッとします

3月からこの鏡筒に純正の0.63倍レデューサーを装着して撮影しているのですが、友人からケンコーのアクロマート式クローズアップレンズを組み合わせると純正よりも像が良くなるらしい(特に周辺像が)、という情報をもらったので手持ちの部品で対応できないか検討してみることにしました

ネットで検索するとかなり前からたくさんの方がいろいろな組合せで実用化されていてなかなか成績が良いようです

ジャンクBOXを漁っていたら何とズバリ、ケンコーのアクロマート式クローズアップレンズNo2とNo3(いずれも52mm径)がでてきました

手持ちのボーグのリングを組み合わせてみたら・・、何とシンデレラフィット!!

鏡筒側から シュミカセネジ→M42アダプター ボーグM42→M57(7528) ボーグM57→M52(7405) No3レンズ No2レンズ ボーグ2”アダプタ-L(7509) 2”→31.7アダプタ-(タカハシ製) という構成です

全ての部品をただねじ込んで組み合わせるだけの超お手軽自作(自作と言えるのかどうか?)です

これだけ部品が都合良く出てきてしまうスタパのジャンクBOXも大概ではない気もしますが・・・

レデューサーからカメラまでの距離を変えたり、レデューサーを1枚にしたりといろいろな組合せを試しました

どうも上記の組合せだと縮小率が0.6倍くらいになるのでLX200-20(F6.3)と組合わせると焦点距離が800mmを割り、F4.0を下回りそうな勢いです

ただし接眼部側が少し長くなりすぎAM5赤道儀の三脚との干渉が懸念されたのでもう少し短いバージョンを組んでみました

レデューサーのあとの2”アダプターをSSタイプとSタイプの2個を組み合わせました

これだとほぼピタリF4になりそうです

ということで今夜は早速テスト撮影・・と準備したのですが、薄明終了にはスッカリ曇ってしまいました・・・

周辺までキレイな画像が得られるのか、ゴーストやフレアは出ないのかなど早くテストしたいです

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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クローズアップレンズから完全無改造でレデューサーを作る への2件のフィードバック

  1. 大石 賢 のコメント:

    スタパオーナー様

    F=4 前後であれば短時間露出が可能となり、電視観望には
    有利となりますね。

    さらにこの組合せで、F=5 前後のニュートン反射で実用になれば
    F=3を下回り、直焦点でも電視観望に最適な機材になります。

    テスト結果を楽しみにしています。

  2. スタパオーナー のコメント:

    大石さま
    確かにF5の光学系と組み合わせればF3切りも可能ではあるのですが・・・
    この手法、焦点調節幅が大きなシュミカセならではの組合せのようです
    通常の屈折やニュートンでは鏡筒を切り詰めないと焦点が合わないようで、No3レンズ一枚で何とか合焦ということが多いようです
    とは言えシュミカセ以外の鏡筒でも試して見ようと思います
    良い結果が出そうであればまたご紹介したいと思います

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