今日もやや雲多めの天候でしたが夜は良い天候になりました
昨晩月の撮影をしているとき、虹の入り江(写真右上の半円形のクレーター)がとても綺麗だったので思わず拡大撮影をしてみました
シーイングはまあまあでしたがIR650フィルターがうまく効いたか、なかなかの絵になってくれました
さて「反射望遠鏡で副鏡の邪魔かどうか」の続き
副鏡を邪魔に感じるかどうかが、どうも射出瞳に含まれる副鏡の影の大きさと覗くときの自分の瞳孔径に関係がありそうだと考えました
そこで低倍率用の接眼レンズ4種を準備し昼間の天空、明るい月、オリオン大星雲を見比べることにしました
使用した接眼レンズは左から
・ウイリアムオプティクスWA33mm
・ペンタックスXL40mm
・軽井沢製作所ラベンデュラ45mm
・軽井沢製作所ラベンデュラ55mm
です
事前に射出瞳のチェックをしました
順番は左からラベンデュラ55mm、同45mm、XL40mm、WA33mmです
測定した射出瞳径と射出瞳径から求められる倍率と接眼レンズの焦点距離は以下の通り
・ラベンデュラ55mm:6.95mm:58倍:70mm
・ラベンデュラ45mm:5.60mm:73倍:56mm
・XL 40mm:4.05mm:100倍:41mm
・WA 33mm:3.50mm:116倍:35mm
射出瞳径の測定はノギスなので測定誤差は軽く5%程度あると考えられます(射出瞳の径が小さくなるほど誤差は大きくなる)
表記の焦点距離に対してXL40とWA33はそれほど大きな誤差ではないですがラベンデュラはいずれも20%近い誤差がありますが、ここでラベンデュラ2機種については測定によって求められた焦点距離(70mmと56mm)で話を進めます
前置きが長くなりましたが上記の組合せで観察した結果をまとめると
・昼間天空、明るい月では焦点距離が長くなるほど副鏡の影が気になりやすい
・昼間天空、明るい月では40mmはアイポイントにより影が気になり、33mmでもわずかに影の影響を感じる
・少し暗順応した状態でオリオン大星雲を見るといずれの焦点距離でも影の影響は感じなかった
・ちなみに昼間天空、明るい月を22mmの接眼レンズで見た場合影の影響は感じなかった
・また40cm望遠鏡の遮蔽率を加味して射出瞳内の副鏡の影の大きさは
55mm→2.1mm 45mm→1.7mm 40mm→1.2mm 33mm→1.1mm 22mm→0.66mm
以上より充分に明順応した瞳孔径が1mm前後で、暗順応した瞳孔径が7mm前後であることから射出洞内の副鏡影の径が瞳孔径よりも大きいと影が気になりだすことが考察できます(続く)


