今日も曇りな一日でした
さて昨日紹介したSVBONYのデジタル接眼レンズSC002、今日は天文屋視点でレビューです
昨日アップしたこちらの画像、
実はこんなセットで撮影しています
双眼鏡(HINODE D1、42mm8倍)の左側にSC002をセットしています
余談ですが一般的な双眼鏡ではSC002は左目側にセットするのが正解だと思います
SC002のフォーカス調整をしたあとで右目側を左目で覗くことができ細かなフォーカス調整を双眼鏡右目側の視度調整でおこなうことができるからです
左目が利き目でない場合は双眼鏡自身をひっくり返して固定すればよいです
で、SC002が付いていない右目側を左目で覗くと視野は下のように広がっています
SC002で撮影した範囲よりも実際はかなり広い範囲が見えています
実視野の上にSC002の写野を乗せると
SC002は視野のごく一部を切り取っているわけです
視野を有効活用できないというデメリットがあるのですが、実は視野全体を写せるようにするには接眼レンズとカメラの間隔を厳しく調整する必要があり結構難しいのです
中央部分だけ写すのであればその距離がかなりラフでも大丈夫なことが多いので、使いやすさを考えての設定なのだと思います
また視野周辺は像が劣化していることが多くて、写真になるとアラが出やすいのでこのくらいの写野が正解なのかも知れません
で、コリメート撮影の場合カメラレンズの写野(≒焦点距離)がとても重要になるのでSC002単体でどのくらいの写野があるのか、ズームレンズ付きのカメラとサイドバイサイドで確認してもみました
この結果SC002の写野は35mm版換算で約100mmの焦点距離のレンズに相当することがわかりました
コリメート撮影の場合、望遠鏡の倍率にこの焦点距離を掛けた価が合成焦点距離になります
上の双眼鏡は倍率8倍ですので35mm換算約100mmのSC002との組合せでは800mm相当の超望遠に相当する写野になるわけです
天体写真の世界だと撮影する対象により必要な焦点距離は大きく変わりますが(35mm換算で)
一般的な星雲星団だと200~500mm程度(惑星状星雲では5000mm前後)
月の全景を撮影するなら1500mm程度
惑星だと5000~20000mm程度
というような焦点距離が用いられます
SC002で惑星が撮影できるか今後の検証が必要ですが、それ以外ではかなり低い倍率の望遠鏡との組合せが必須になります
カメラの感度などの性能は別として天文用に使用するには焦点距離が少し扱いづらい仕様である感じがします(続く)




