スタパ周辺ではマーガレットが雑草のように咲いています。
もとは誰かが植えて、雑草は刈ってもマーガレットは刈らないという暗黙の
了解のもとこんなふうになっているのかも知れません。
さて、「双眼鏡で星空」シリーズ・・
具体的な本題に入って、双眼鏡で楽しむ天体として特徴的な星列、大きめの
散開星団、二重星、プチなんちゃって星座(実際の星座に近い配列のミニ星座)
日本の民話に結びついた星などを紹介してきました。
今日はもう一つの楽しみとして、双眼鏡の中に見えるオリジナルの星座作りを
紹介したいと思います。
双眼鏡で空を眺めて特徴のある配列の星たちを見つけたら、この配列でどんな
動物や物を形作れるか考えるのはとても楽しいものです。
特にルールなどはありません。
イマジネーションを膨らませて、星の並びをうまく組み合わせて、肉を付けて
何かの形を作ればよいわけです。
一例を紹介しておきます。
今日紹介するのは下の写真で丸く囲んだ部分です。
へびつかい座とヘルクレス座の間あたり(位置としてはヘルクレス座に属します)
で、一昨日紹介したへびつかい座の左側の「なんちゃっておうし座」の反対側
あたりになります。
双眼鏡で見ると・・・
何ともいえないカーブに星が並んでいます。
こんなふうに結べばナポレオンの帽子のように見えます。
これですとネコが木の上から獲物を狙っているような感じに見えます。
こんなふうに自分だけの星座(星座という表現が適切でなければ星列)をドンドン
作って行けば双眼鏡で空を眺めるのがとても楽しくなります。
ただ漫然と眺めるだけでなく、星図で位置を確かめながら面白い配列を
見つけるたびに星図にメモをして行くと良いでしょう。
星図は購入しなくても(以前にも紹介しましたが)インターネットでダウンロード
できる時代なので、書き込みなども惜しげなくできるのではないかと思います。
続く
久々の双眼鏡ネタで楽しく拝見しておりますが、以前(2009年6月18日の投稿分)「ある事情から出来の良い7×50があったほうが良いということになりました。(この事情についてはいずれ詳しく・・・)」とあったものの、説明がされぬまま現在に至っています。
今回の「双眼鏡で星空を楽しむ」の流れでいくと、またもやこの件についてはそのままスルー(笑)されてしまいそうで、たいへん憂慮しております。
このあたりで解説などしていただけるとありがたいのですが...。
けんぼう少年 さま
鋭いご指摘を頂きありがとうございます。
私の中ではすっかり「解決済み」になっているような気がして、完全に忘れて
いました。m(_ _)m
実は一昨年の夏に「親子ふれあい星空観察会」のお手伝いをしたのですが、
このプログラムの中で「全国星空継続観察」という星空の見え方を実際に子供
たちに観察してもらうというイベントがありました。
「継続」というくらいですから、毎年全国でおなじ仕様の機材で同じ星の周辺を
観察することにより星空の見え方のマップを作り、環境保全の判断基準の一つ
として活用できるようにするという環境省の事業の一環でもあったわけです。
ここで「おなじ仕様の機材」というのが、昔の天文愛好家御用達の「7×50」を
使って下さいということでした。
最微星を競うという意味では瞳径7mmの機種はナンセンスだと思うのですが、
「継続」という縛りがある以上、同じ機種を使わざるを得ないというわけで
個人的に「出来の良い7×50」が必要になったのでした。
この「全国星空継続観察」というのは個人でも参加できますので、これから
参加しようという方は「出来の良い7×50」を用意されるのが良いと思いますが、
特に予定のない方には「10×50」をお奨めします。
ここまで引っ張ったうえに、たいした理由でなくて恐縮です・・・m(_ _)m