今日も良い天気で、夜は強烈な冷え込み
充分な防寒をしないで外に出ると頭が急冷却されてクラクラします
さてスタパにやって来たSDE72SS、今日は見えかたの話しを少し
対物レンズは2枚玉ですが、EDレンズにFPL53を使用しているのでフローライト級の性能が期待できるのですが、多くのアポ鏡筒がF7からF8の口径比であるのに対してSDE72SSはF6です
よりコンパクトさ重視した設計のようです(同じガラス素材でも口径が小さくなるほど収差が少なくなる傾向があるようなのでギリギリのところを狙っているのかも知れません)
写真ではわからないですが鏡筒内には2枚の遮光環が設けられています
内径60mmというこのクラスとしてはとても大きいドロチューブ内には遮光環がなく、ギザギザの加工がされています
明るい対象(月など)を見るときにはコントラストの低下がありますが、実際にはほとんど気にならないレベルですが、せっかく大きな内径のドロチューブを使用しているので遮光環を設けて欲しいところです
見え味の説明に入る前に付属の天頂プリズムについて
付属の天頂プリズム、アミチプリズムを使用した正立タイプの天頂プリズムです
アミチプリズムのため低倍率で地上風景や月などを見るときには良いのですが、100倍を超えると急激に見え味が悪くなってSDE72SS本来の性能が発揮できなくなります
ポルタ式経緯台とのセット販売での流れで付属しているのかも知れないのですが、SDE72SSを単体で購入するレベルの人向けには不要なアクセサリーと感じました
そんなわけで眼視での見え味確認には普通の天頂プリズムを使用しました
結果ですがとても良く見えます
低倍率で見る星雲星団は、もちろん口径なりではあるのですがとてもクリアでスッキリとクセのない見えかたをします
口径mm数2倍の144倍でも色収差はほとんど感じられず、土星の環、木星の縞などハッキリ見えます
二重星カストルは86倍でも楽に見えていました
144倍だとエアリーディスクが教科書のように見えて綺麗でした
ただし口径mm数3倍の216倍にすると像の大きな破綻はないものの紫系の色を少し感じるようになります
口径比F9のVixenの旧機種FL90S(D90/f810mm)が口径mm数3倍の270倍でも色収差をほとんど感じないので、F6の限界がこの辺にあるのかもしれません
まあSDE72SSクラスの望遠鏡に200倍以上の倍率求めること自体に無理があるし、200倍以上がブレないで使える架台となると気楽に持ち出せる範疇を超えてしまいます
私自身SDE72SSにそこまでの高倍率を求めないし、高倍率用望遠鏡は他にあるので全く文句を言うつもりはありません
それ以上にこのサイズ感と常用倍率でのクリアな見え味、フォーカス調整のなめらかなタッチなど気に入っている部分が大きいです



