Vixen SDE72SSがやって来た その11

今日は日中から良い天気

夜も22時までは良く晴れてくれました

シーイングもとても良くSDE72SSで気持ち良く月を撮ることができました

さて一昨日SDE72SSの見え方比較の紹介をしたのですが、個人的に何となく納得が行かなかった部分がありました

SDE72SSの高倍率での見え方が当初想定していたより良くない気がしたのです

サイドバイサイドでの比較をする前に何回かSDE72SS単独でいろいろな天体を見ていたのですが、その時より何となく見え方がさえない感じがしていました

ネットでいろいろ見ていたら、どうも組合わせる天頂ミラーか天頂プリズムで見え方が変わるらしいということがわかりました

今日はシーイングが良かったので月の撮影をしたあとに改めて天頂ミラーと天頂プリズムで見え方の比較をしてみました

ミラーとプリズムでは明らかに違いがあり、プリズムで見たときのほうが色収差が出にくいし解像度も高くなる感じがしました

プリズムだと口径ミリ数の3倍という過剰倍率(216倍)にしても色収差をほとんど感じないし像の破綻も感じません

アクロマート屈折のA80Mfと比較しても色収差が少ない分気持ち良く観察ができる事がわかりました

まさかプリズムとミラーで見え方がこんなに変わるなんて思っていなかったので、適当に手近にあるミラーやプリズムを使っていました

正しい評価をすることができず申し訳ありません

SDE72SSのオールマイティ度合いが一段アップした感じです

SDE72SSに純正で付属する正立プリズムは高倍率で像が悪化するのでお薦めではないですが、眼視観察用に別途天頂プリズム(できれば高級品)を用意するのが良いかも知れません

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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Vixen SDE72SSがやって来た その11 への8件のフィードバック

  1. 小澤利晴 のコメント:

    オーナー様、あけましておめでとうございます。

    ミラーは、研磨精度の問題なのでしょうか。私もプリズムの方が像が安定しているように思っておりました。
    プリズムがミラーと比べて有利な点として、経年劣化が無いというところもあるかと思います。おっしゃる通りプリズムは高級品の方が良いと思います。

    加えて、最近の望遠鏡は、屈折も反射(ニュートン)も、短焦点のものがほとんどとなりました。
    私は今、短焦点(F5)のニュートンで惑星を観望しておりますが、常にバローレンズを常用しています。中心像がアイピース単体に比べてシャープになるのと、それ以上に周辺像が劇的に改善されるので、短焦点の対物には私にとって必須なアイテムとなっています。バローも廉価なものは、像を著しく劣化させますので天頂プリズムと同じく高級品が良いですね。

  2. スタパオーナー のコメント:

    小澤さま
    おめでとうございます。

    シュミカセなどの反射系はミラーorプリズムで差はでかいのですが、屈折の場合はプリズムの有無で微妙に性能が変化することがあるようです。
    今回はミラーとプリズムをそれぞれ2個ずつ使用して比較しましたので、ミラーの性能と言うより対物レンズとプリズムとの相性のほうが大きかったのではないかと思います。

    バローレンズは嫌われる傾向が強いですが、ニュートンや屈折の短焦点の場合はF値が大きくなることで軽減される収差が確実にあります。
    良質な対物と、良質なバローインターフェースを組合わせれば、対物単体よりも良好な像が得られることもあると思います。

  3. こもロハス のコメント:

    ビクセンSDE72SS。天頂プリズムを装着すると高倍率性能があがる…とのことですが。
    望遠鏡の色収差補正方針にもよりますが、天頂プリズムを併用するとg線は過修正に触れますが、それ以外の波長は球面収差が減り、まとまりが良くなって鏡筒単体のままより高倍率眼視性能が上がる場合があるようです。スターベースのHPのFS60CBの商品紹介ページに、球面収差図がどのように変化するかが載っています。以前、FS60CBに天頂プリズムを併用して月面を見たら、どこまでも倍率を上げられそうな感覚があったので納得しました。

  4. スタパオーナー のコメント:

    こもロハスさま
    参考になるコメントをありがとうございます。
    2枚玉でアポクロマートの特性に近づけようとすると天頂プリズムとの組合せで性能がアップする傾向があるのかもしれませんね。
    いずれにしても私の気のせいで無かったようで嬉しいです。

  5. こもロハス のコメント:

    あと、正立プリズムで像が悪化するのは、高級品云々というよりはプリズム内の必要光路長が長いことで色収差が増大している可能性のほうが大きいと思います。特にSDE72SSはF6と明るいのでプリズムへ入射角がきつく色収差が増大しやすいはずです。自分はテレビューのTeleVue-76(F6.3)に笠井のペンタプリズム(光路長120mm)を組み合わせたことがありますが、色収差が著しく増加して見れたものではありませんでした(笠井ではペンタプリズムはF8以上を推奨してるとか、してないとか?)。一方でプリズムの前にパワーメイト(バローレンズ)を入れる色収差がなくなりすっきりとした像になりました。プリズム内光路長は長くても短くてもいけない。ちょうどいい塩梅というものがあるようです。

  6. こもロハス のコメント:

    たびたびすみません。お使いの正立プリズムはアミチタイプですかね。それならプリズムのルーフ部分の稜線などの影響で高倍率性能が損なわれてる可能性もありますね。
    失礼しました。

  7. スタパオーナー のコメント:

    こもロハスさま
    なるほど・・・
    いろいろ試してみる必要はありそうですね。
    バローレンズと組合わせると入射角が小さくなってプリズムとの相性が良くなって、球面収差も減るので良いことが多くなるのかも知れませんね。
    今度いろいろ試して見たいと思います。

  8. スタパオーナー のコメント:

    こもロハスさま
    ご推察の通りアミチタイプの正立プリズムです。
    このプリズム、SDE72SSに純正の付属品です。
    ポルタⅡA80Mfなどの付属品と同じもので、単体で明るい方に向けて見ると中央に稜線がハッキリ見えるタイプです。
    ハッキリ言って高倍率の使用に耐えるプリズムでは無いと思います。
    まあSDE72SSはポルタⅡ経緯台とのセット売りもカタログモデルになっているので、高倍率の見え方よりも初心者向けに使いやすさ重視の設定なのだと思います。

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