オリオン座のベテルギウスが寿命末期の赤色巨星で、最近の観測技術の進歩で
形が普通の星のような球形ではなく、デコボコしたウメボシのような形を
しているというのが前回のお話・・
で、今日はベテルギウスに寿命がくるとなぜヤバイのかというお話。
ベテルギウスがなくなってしまったら、冬の大三角はどうなってしまうの?
などという心配もあるのですが、このベテルギウスおとなしく寿命を終えて
くれるなら問題はないのですが、寿命=超新星爆発という一大イベントを
巻き起こすことがわかっています。
超新星爆発というのは一つの銀河系で300年に一度くらいの頻度で起こって
いるので、全宇宙的にはそれほど珍しい現象ではないのですが、銀河系内では
1600年代に2度あって以降、1987年に銀河系の伴(ばん)銀河大マゼラン雲
で観測されているだけです。
銀河系自体直径10万光年、大マゼラン雲は15万光年も離れていますので、
300年に一度くらいの頻度では太陽系に近いところで、そう頻繁には超新星
爆発は起こりません。
ところがベテルギウスは太陽系からわずか600光年(昨日は4~500光年と
書きましたが最近の観測では600光年というのが正解のようです)、
ベテルギウスが超新星爆発を起こすとマイナス12等星(満月の明るさとほぼ
同じ!)の明るさに輝くと予想されています。
この輝きの中には放射能も多量に含まれることが予想され、学者の中には
地球上の生命に少なからず影響を与えると考える人もいます。
最近の学説では、ほとんど心配は無いという説が有力ですが、何より人類史上
そんな近くでの超新星爆発ですので、何が起こっても不思議ではないような
気がします。
さてベテルギウスの爆発がいつ起こるかですが、明日かも知れないし、1万年
先かも知れないと考えられています。
ずいぶんいい加減な予測のようですが、天文学的に考えれば1万年などほんの
一瞬といってもよい時間ですし、人類が近くでたくさんの超新星を観測して
きたわけではないので、こんな予測にならざるを得ないようです。

今年は、ベテルギウスが明るいですよね。
2~3年前はちょっと暗めで、2等星よりは少し明るいかな?というところでしたが、
今年はリゲルより少し明るく見えます。
0等をやや超えて、ぎりぎりマイナス等級でしょうか?
すると、現在、全天で3番目の輝星ということになりそうです。
ベテルギウスは変光星ということを実感するとともに、
もしかしたら超新星爆発?と考えてしまいますね。
うちやまさま
あ~・・やはりそーですか・・・
確かにやけに明るいなぁ・・・と思っていました。
だからというわけではないのですが・・・
以前はあまりベテルギウスに望遠鏡を向けることがなかったのですが、
今シーズンはなぜか望遠鏡を向ける回数が多いです。
たまに望遠鏡で見ると遠くにある高圧ナトリウムランプのようにオレンジ色で
とてもきれいに見えます。[E:happy01]
非科学的な話で申し訳ないのですが
超新星爆発の時期に関連して少し気になる記事があるのですが
紹介させていただきます。
新約聖書ヨハネ黙示録18章より引用
18:1この後、わたしは、もうひとりの御使が、
大いなる権威を持って、天から降りて来るのを見た。
地は彼の栄光によって明るくされた。
18:2彼は力強い声で叫んで言った、
「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。」
そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の
巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。
以上抜粋
これは人類の終末期に起きる出来事を描写したものの一部ですが
ベテルギウスの超新星爆発は、地球上を明るく照らすほどで
あることから、この時ちょうど超新星爆発が起きていると、
このように表現出来ると考えます。
オリオン座の左上に輝くオレンジ色の星がベテルギウスだと初めて知ったのは、中学一年の時の渋谷の五島プラネタリウムの展示スペースでした。そこには太陽を基準として代表的な恒星の大きさを模型を使って表したとてもわかりやすい展示物があり、その中で最大の大きさの星が、ベテルギウスでした。その次がアンタレスでしたね。この時の衝撃がすごかったです。こんな大きな星があるなんて信じられんという事とそれがまさかあのオリオン座の左上の星だったのかという新鮮な発見の気持ちが、入りまじり、なんとも言えない感動の体験でした。そしてこれが星の趣味にはまっていったきっかけの一つとなったのです。
ですからベテルギウスには無くなって欲しくないのです。是非とも!無くなってしまったらオリオン座が木馬のような形になってしまいます。1万年後には、木馬座なんて名前に変わっていたら、悲しいです。しかしその可能性はゼロではないのですね。