今日も良い天気ですが、少し霞んだ感じです。
寒さが少し緩んだせいかもしれません。
今夜も月の撮影ができそうですが、下弦近くなり撮影が深夜になるので、
今夜の月はお休みします。(明日から「昨晩の月」という形での掲載になります。)
今日も「戦略」の続きです。
今日はスタパの設備にとって特に「戦略的」に重要な望遠鏡についてです。
「星を見る楽しさを伝える」というのがペンションとしてのスタパのコンセプト
ですから、開業時にこの望遠鏡選びにはかなり気を使いました。
天文ドームの中に設置する望遠鏡として、だれでもが買えるような望遠鏡では
見向きもされないですから、マニアックな眼で見ても一目置かれるレベルの
性能でなければ「戦略的」に意味がありません。
このため開業当時、市販品としては最大級の口径40cmの望遠鏡を導入すること
にしました。
公共の天文台に近いレベルの性能で、現在でも山梨県内で民間企業が公開する
据え置き型望遠鏡としては最大級のものです。
(公共の施設が有する物では2台(多分)、据え置き型でなければ数台スタパより
大きな望遠鏡があります。)
最近ではドブソニアン式と呼ばれる簡易式の架台に載せた大口径の反射望遠鏡が
普及し、40cm以上の口径の望遠鏡がわりと簡単(安価)に入手できるようになり
ました。
それでも40cmクラス以上の望遠鏡というのは一人では容易に設置することが
できない代物で、個人で扱うのはかなりたいへんだと思いますので、現在でも
「戦略的」価値はあると思っています。
スタパの40cm望遠鏡はシュミットカセグレイン式(以下シュミカセ)という形式
です。
非常にコンパクトでコストパフォーマンスの高い望遠鏡ですが、マニアックな
視点で見るとかなり欠点も多いものなのですが、覗く位置が屈折望遠鏡と同様
下から見上げるように見るタイプです。
このタイプの大きな利点は覗く位置が低い所にあって、ほとんどの場合脚立
などが不要という所にあります。
大口径の反射望遠鏡(ドブソニアン式などもそうです)の場合、ニュートン式
である場合が多いのですが、この場合先端付近で覗かなければいけない構造に
なっています。
口径が大きいと言うことは鏡筒の長さも長いわけで、上を向いた望遠鏡を
覗くために脚立に昇らなければなりません。
明るいところであればどうということのない脚立の昇降でも、暗い不慣れな
場所では危険で、不特定多数のゲストに負担を強いることになります。
そんなわけでマニア的には気になる多少の欠点には目をつぶってシュミカセ式
の望遠鏡を採用しているというわけです。
様々な考え方があるのでスタパの設備がベストかどうか答えは出ないのですが、
「戦略的」位置づけを確保するために、こんな思いが込められています。

