天文年鑑

昨晩は満月&半影月食というやや地味目の天文ショーを楽しむことが
出来たのですが、 今日の昼間は何とも陰鬱な感じの曇り空でした。

image

スタパ周辺の木立はすっかり葉が落ちて、向こう側が丸見え状態になり、
まさに冬木立という感じがします。

image

さて、アクティブな天文ファンの多くが毎年必ずと言って良いくらい買う本がこれ・・

image

「天文年鑑」です。

毎年この時期になると来年のさまざまな天文現象が網羅され紹介されるた
この本が発売されます。

 暇な時間にお茶でも飲みながら、来年はどんな天文現象があるのかと
この本をめくるのが楽しみな季節です。

 かなり専門的なマニア向けの内容ですが、中学生の頃はこれを座右の書として
読みこなすのが何とも格好よく思えたものでした。

 さて2013年の天文現象ですが、定番の流星や惑星などの現象としてはどうも
あまり パッとしたものがありません。

ただその代わりというわけではないのですが、来年はとても明るい彗星が2つも
太陽に接近して地球からもよく見えるということが分かっています。

 ひとつは春にやって来るパンスターズ彗星。

 こちらは都会で肉眼でも充分見ることができるくらいまで明るくなると
予想されて います。

 もうひとつは年末に太陽に接近するアイソン彗星です。

 こちらはー10等星という月ほどの明るさになるかもしれない、史上最大の彗星に
なるかも知れないと予測されていて、実のところ天文業界ではかなりの騒ぎに
なり つつあります。

 ただ昔から天文業界ではあまりたくさんの人が騒ぐとたいした現象が起こらない
というジンクスがあるので、期待しつつも静かに待ちたいと思っています。

 少し話が逸れてしまいましたが、いろいろな天文現象をできるだけ逃さず
見たいと思う方や、本格的に天文趣味をに取り組んでみようとお考えの
方は 天文年鑑があると便利ですよ。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: その他星関連, 天文関係 パーマリンク

天文年鑑 への2件のフィードバック

  1. hokuto7 のコメント:

    天文年鑑
    そう言えば長い間買ってません(^_^;)
    けど。もうそんな時期になってるんですね、早いもんです。

    2つの彗星は自分も楽しみにしています。
    どちらも日本から観察しやすいというのも良いですね!

    確かに騒ぎすぎると・・・
    一番印象に残ってるのはジャコビニ流星群です。
    中学2年の頃でしたが、夜通し観察しましたが見事にハズレ(^_^;)
    ユーミンの歌にもなりましたね・・懐かしいです(*^_^*)

  2. スタパオーナー のコメント:

    hokuto7さま
    ジャコビニ群は国立天文台としては痛恨の外れ予報だったようです。
    私も丹沢の山奥で曇空を見上げていました。
    それ以降はかなり注意して発表しているようですが、それでもマスコミが
    騒ぐとろくなことが起きないというジンクスが天文業界にはあるので、
    わりとみんな控えめに天文現象を待つことが多くなっているようですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください