今日はまた梅雨空に逆戻り。
昨日のほぼスーパームーンが見られたのは奇跡のようです。
さて今日は夏の星座シリーズ「いて座」です。
いて座は黄道12星座の中でも最も南に低い位置にある星座です。
当時の頃に太陽が通過する星座でもあります。
私たちの太陽系が属する銀河系の中心方向がいて座にあるので、必然的に
天の川が最も濃く、幅広いあたりです。
古くからある星座ですが、その星の並びから星座絵にある半人半馬の
ケンタウルスの姿を思い浮かべるのはかなり難しいです。
日本や中国ではこの星座の中心部分の6つの星の並びを南斗六星と
呼んで、北斗七星と対比しています。
北斗は死を司る神、南斗は長寿を司る神なのだそうです。
さていて座は上にも書いたようにケンタウルス族の一人(一頭?)なの
ですが、ケンタウルス座という星座があるのになぜわざわざ別に星座に
なっているのか少し不思議ですね。
いて座になった人(個体?)はケンタウルス族の中でも特別な存在で、
ケイローンという名で呼ばれています。
ケイローンは粗野で荒くれの多いケンタウルス族にあって唯一温厚で
知性にあふれ、人間に理解のある存在だったそうです。
後に英雄となる人たちの教師役をしていた人(?)なのです。
ファンタジー小説好きの方はご存じかも知れませんが、ハリーポッター
にも、パーシージャクソンにもケイローンと呼ばれるケンタウルスが
登場するのです。
まあそれだけ特別なケンタウルスだと思って下さい。
(続く)