夏の星座 -その10- いて座

今日はまた梅雨空に逆戻り。

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昨日のほぼスーパームーンが見られたのは奇跡のようです。

さて今日は夏の星座シリーズ「いて座」です。

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いて座は黄道12星座の中でも最も南に低い位置にある星座です。

当時の頃に太陽が通過する星座でもあります。

私たちの太陽系が属する銀河系の中心方向がいて座にあるので、必然的に
天の川が最も濃く、幅広いあたりです。

古くからある星座ですが、その星の並びから星座絵にある半人半馬の
ケンタウルスの姿を思い浮かべるのはかなり難しいです。

日本や中国ではこの星座の中心部分の6つの星の並びを南斗六星と
呼んで、北斗七星と対比しています。

北斗は死を司る神、南斗は長寿を司る神なのだそうです。

さていて座は上にも書いたようにケンタウルス族の一人(一頭?)なの
ですが、ケンタウルス座という星座があるのになぜわざわざ別に星座に
なっているのか少し不思議ですね。

いて座になった人(個体?)はケンタウルス族の中でも特別な存在で、
ケイローンという名で呼ばれています。

ケイローンは粗野で荒くれの多いケンタウルス族にあって唯一温厚で
知性にあふれ、人間に理解のある存在だったそうです。

後に英雄となる人たちの教師役をしていた人(?)なのです。

ファンタジー小説好きの方はご存じかも知れませんが、ハリーポッター
にも、パーシージャクソンにもケイローンと呼ばれるケンタウルスが
登場するのです。

まあそれだけ特別なケンタウルスだと思って下さい。

(続く)

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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