ミニスコープで遊ぶ Kasai Pico-8 -その5

昨晩から良い天気。

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すっかり夏空という感じですが、気温はわりと低めで爽やかな一日
でした。

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昨晩は久々に天の川がしっかり見えていました。

先日来紹介しているPico-8でようやく星を見ることができました。

昼間に風景を見たときに気になったコントラストの低下はそれほど
気にならず、予想以上によく見えます。

月のクレーターや土星の輪などはごく当たり前に見えます。

色収差のないスッキリした像は反射系ならではのものです。

ただし、屈折望遠鏡のポルタA80Mfとの比較では、明るさ、分解能
ともに屈折が優ります。

2回反射による光の減衰、副鏡の回折による分解能の低下、閉鎖
光学系宿命とも言える筒内気流の影響などにより同口径の屈折と比較
して性能が劣るのはやむを得ないところです。

それでも筒の短さや望遠鏡セットとしてトータルの重量など、運用の
しやすさを考えればとても使いやすくて楽しい望遠鏡といえます。

今日は夕刻まで何とか天気が保ったのでPico-8で月の写真を撮って
見ました。

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雲が出始めていて気流がとても悪かったので本来の写りではない
のですが、特に問題なく撮影できます。

いつもの遊星号での写真が下です。

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撮影時刻が少し早いので空が青いですが、やはり気流が悪く上の
写真と解像度は差がない結果となっています。

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こちらは遊星号の撮影風景ですが、F20(焦点距離800mm)の長い鏡筒
なので意外に取り回しには気を使います。

写りが同じなら鏡筒長約250mmのPico-8のほうがお気楽かも知れません。

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ミニスコープで遊ぶ Kasai Pico-8 -その5 への1件のコメント

  1. tautologia のコメント:

    ありがとうございました。とても参考になりました。手始めに、この望遠鏡とPentax Qの組み合わせで月の撮影を始めて見ようなどと考えています。いくつかのハードルがあり、実際の撮影は秋以降になりそうですが。

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