今日は午後から曇るという天気予報が良い方向に外れて、夜になっても少し雲はあるもののクリアに星が見える夜となりました。
さて今年は2年2ヶ月ぶりに火星が接近する年で、5月末に最接近を控えだいぶ見頃になってきました。
観察会の終わる頃の時刻になると何とか望遠鏡を向けられるくらいの高さに昇ってきてご覧頂くことができるようになりました。
ただ今年の土星と火星は南に低いさそり座にいるので、南中してもあまり高く昇らない位置にいます。
冬の太陽が高く昇らず、昼間の時間が短いのと同じように、観測できる時間があまり長くないです。
長くないだけでなく高く昇らないので、大気の揺らぎの影響が大きく、安定して見えるチャンスも少ないと考えなければいけません。
先日も昇ったばかりの火星に望遠鏡を向けたら、火星だけにまさに火が燃えているようにメラメラと揺らいで見えました。
ゲストの皆さんはそれはそれで面白がってくれましたが、せめてこんなふうに・・・
なんとなく模様が見えるような見えないような感じで見えたらと思います。
土星も時には輪が全く分からず、楕円形の光の塊にしか見えないこともあります。
まあよほど気流が悪くてもこのくらいに見えることは多いですが・・・
とりあえず輪っかが分かればOKですかね・・・・