「ガリレオ望遠鏡の謎(ミステリー)」に挑む その3

今日は素晴らしく良い天気。

160512fuji

スタパの庭では、スタパの庭の中で最も豪華な花なのに、一年で最もゲストの少ない時期に咲くジャーマンアイリスが咲き始めました。

160512hana

夜もしっかり晴れてくれて久々に月を写すことができました。

160512moon_8340

さて「ガリミスに挑む」その3です。

ガリレオ式とケプラー式の望遠鏡を比較するのにかなり悩んだのは接眼レンズの入手方法でした。

同倍率での比較には同じ焦点距離の凸レンズと凹レンズを準備しなければなりませんし、高倍率用と低倍率用で少なくとも2セットの凸凹レンズを用意する必要があります。

いろいろ探してたどり着いたのがこちら、シグマ光機さんで扱っている光学レンズのばら売りもしてくれるショップです。

こちらのショップでは様々な径の様々な焦点距離のレンズを扱っていて、レンズだけでなく様々な光学素子も扱っているので光学の実験をするのにはかなり役立ちます。

でもそれなりのしっかりした精度で作られているのでお値段が少々高くて、個人では気楽にあれもこれもそろえるのは少しつらい感じでしたが・・・・

そんな中でチョイスしたのがこちら、

160512renzu0

高倍率用の球面片平凸と凹の焦点距離30mm各1枚と低倍率用の球面片凸と凹の焦点距離60mm各1枚の計4枚のレンズ(いずれも径は25mm)です。

本当はもう2パターンくらい用意したいところだったのですが、上記だけでもまとめて税込み13700円でした。

これを25.4mm径のアイピースホルダーに収まるように加工したのがこちら。

160512renzu

これで様々な望遠鏡に取り付けて見え方の比較が可能になります。

凹レンズの接眼レンズ(ガリレオ式)はアイポイント(眼の位置)の自由度が寛容なのでレンズはほぼむき出しの状態です。

凸レンズ(ケプラー式)はアイポイントの位置がシビアでブラックアウトしやすいので眼の位置を決めやすいホルダーに入れてあります。

ガリレオさんは現代の技術で作られたような精度の高いレンズで見たわけではないのでは?という議論もあります。

でも昨日の対物レンズのチョイスと同様に、シングルレンズという条件でのガリレオ式とケプラー式の見え方の比較を行うのがここでの主目的です。

精度の低いもの同士の比較ではエラーの要素が特定できなくなるため品質のそろったものを使用することにしました。

これ以外にも抑えとしてですが「組み換え式望遠鏡」に着いていた焦点距離50mmの凸と凹のレンズがあり、精度の低いレンズでの見え方比較をできるようにしました。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
カテゴリー: 天文関係, 月・惑星, 望遠鏡・機材, 自然 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください