双眼鏡で星空観察入門 (66)

今日もやや雲が多いものの良い天気です。

スタパの周辺でも桜がほころびだし、芝桜は満開になっています。

春散漫・・・・といった感じになっています。

さて今日も双眼鏡シリーズ。

今日はおおぐま座周辺です。

9.双眼鏡で楽しむ星巡り

9-43 おおぐま座(北斗七星)周辺

ABK107 おおぐま座ミザールのムフフ星列 分類:星列

おおぐま座はとても大きな星座で、その中にある北斗七星はごく一部でしかありません。

全体で見ても面白い星列がたくさんあるのですが、ここでは北斗七星近傍で特に目に着きやすい星列を紹介します。

北斗七星の柄の一番先端から2番目の星「ミザール」はとても有名な肉眼二重星で、条件の良い空だとわりとあっさり肉眼でも伴星「アルコル」を見つけることができます。

もちろん双眼鏡であれば、都会でも見ることができ、双眼鏡で余裕を持って楽しむことのできる二重星と言えます。

双眼鏡でミザールとアルコルの一対を見るときに、ぜひ見つけて頂きたいのがミザールとアルコルからわずかに蛇行しながら一列に続く星列です。

このわずかに蛇行する線が私には、アニメやコミックの登場人物がご機嫌で「ムフフ・・・」とニンマリしている時の口の形に見えてしまいました。

他に何か連想できる形がありそうな気がするのですが、とりあえず「おおぐま座ミザールのムフフ星列」とよびます。

ABK108 おおぐま座ミザール近傍 ミニ小北斗 分類:星列

おおぐま座とこぐま座は神話でも実際の星空でも対になる星座です。

おおぐま座の一部に北斗七星があるのですが、こぐま座の星座線は小さな柄杓の形で結ばれています。

尻尾の先の星が北極星であることをご存じの方も多いと思いますが、この小さな柄杓のことを北斗七星に対して「小北斗」と呼んでいるのです。

さて北斗七星の「ミザール」と柄杓の柄の一番先端の星「アルカイド」間あたりを双眼鏡で見ると、この小北斗そっくりな星列を見つけることができます。

 

実際の小北斗とは裏返しのような配列ですが、大熊(神話上は母熊)には小熊とは別に、もう1匹の赤ちゃん熊を尻尾の中に隠していると思うととても楽しくなります。

「おおぐま座ミザール近傍 ミニ小北斗」とよびます。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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