古人が見た星座の秘密 その6

今日は雨のち晴れ。

昼過ぎには雲が切れ始め、夜は月がきれいでした。

さて今日も「古人が見た星座の秘密」シリーズです。

2.微光星に彩られる星座たち(続き)

2-3. ペガススのたてがみ

ペガススの四辺形、またの名を秋の四辺形は肉眼アステリズムとしては、秋の夜空の中でひときわ目立ちます。

ペガスス座は北半球では宙返り状態(=逆さま)に見えますが、星座絵がうまく想像できる名作の部類に入る星の並びになっています。

ペガサスの頭から首のあたりを双眼鏡で見ると、頭のてっぺんに当たるθ(シータ)星や、首に当たるζ(ゼータ)星あたりから後になびくように星列が伸びているのがわかります。
まずθ星付近

そしてζ星付近

まるでペガサスが立派なたてがみを風になびかせているような姿を想像できます。

星座を造った古人はそれに気付いていたかどうかは不明ですが、もしかしたら昨日お話しした視線移動による中心視と周辺視でたてがみが風になびくようにユラユラ見えていたのかも知れないと想像するととても楽しくなります。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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