今日は良い天気。
スタパ裏のコナシの花がもうじき咲きそうです。
苗の植え付けが終わった畑の向こうに富士山がよく見えました。
夜は少し雲に邪魔をされましたが何とか月の写真が撮れました。
さて今日も「古人が見た星座の秘密」シリーズを続けます。です。
2.微光星に彩られる星座たち(続き)
2-4. クジラの耳
くじら座は秋の星座の中では一番大きな星座です。(全天では88ある星座のうち4番目です。)
1-2.では立派な尻尾がうお座に跨がる形で存在することを紹介したのですが・・・・
大きい星座というのはあまり明るい星が少なく、形がたどりにくいという特徴があります。
くじら座も場合明るい星は少ないのですが、暗い星まで見える環境だとくじらの形を見付けるのはわりと楽で、むしろ名作の部類に入るのではないかと思えます。
ただ「クジラ」と思ってみると絶対クジラには見えません。
なぜこの星座を「くじら座」と呼ぶようになったのかとても謎なのですが、ギリシャ神話の中ではもともとアンドロメダ姫を襲う海の大怪獣という設定ですので、どちらかというとクジラよりもトドやセイウチのオバケというイメージが近いわけです。
まああまり堅いことはいわないことにして、この星座の頭のあたりを低倍率の双眼鏡で見てみると・・・
頭の5角形の向かって左側がμ星、右側がξ星でそれぞれにかわいらしい耳があるピョコンと付いているように見えます。
こんな耳が付いていると化けクジラのイメージが妙にかわいらしいものになってしまいますが、古人たちにはこの耳が見えていたかも知れません。
くじら座の古い星座絵を見ていると、耳のある海獣が描かれていることが意外に多いので、本当は見えていたのかも知れないと思うのです。