今日は雨のち晴れの天気。
夜も雲はやや多めでしたが、澄んだ星空を眺めることが出来ました。
さてスタパにはたくさんの貸出用望遠鏡があります。
ほとんど「オーナーの趣味でしょ」といわれればそれまでなのですが、いろいろ個性の異なる望遠鏡を用意してゲストの用途や好みに合う望遠鏡を使って頂こうという言い訳をしつつ用意しています。
かつては質はどうあれ数だけたくさんという並べ方をしていた時期もあるのですが、最近(特に今年は)かなり厳選して並べるようにしています。
「何台あるの?」と聞かれると20台くらいと漠然と答えることしか出来ません。
望遠鏡の場合「鏡筒」と呼ばれる望遠鏡本体の筒の部分と、鏡筒を載せる台=「架台」と組合わせて星が見られる状体にして1台ということが出来ると思うのですが、一つの架台に複数の鏡筒を載せることもありますし、一つの架台に鏡筒を載せ替えて使用することも出来るので、台数という概念では捉えづらい面が多いからです。
(ちなみに鏡筒だけならジャンクレベルの物も含めると40本くらいあります。)
まあ同時に使えるのが20台くらいと思って頂ければ良いです。
貸出用という性格上メンテナンスや扱いが容易な屈折望遠鏡が多めですが、口径10cm以上については反射系の光学系が主体になります。
この先何日かに分けてスタパの貸出用望遠鏡たちを紹介して行きたいと思います。
こんにちは。
貸出望遠鏡の紹介、楽しみに待ってます。
以前、紹介されていたタキオンマルチは、どうなんでしょうか。
ケラレはあるのでしょうか。昔のビクセン、オズマ似のプラネット80やタキオンマルチには魅かれるものがあります。短焦点のアクロマートなので、見え味は期待どおりだと思いますが、期待外れということはないのでしょうか。
話はかわりますが、遊星号の対物レンズは分離式で、透明なプラスチックのリングが錫箔の代りになっているようですが、有効径50mmが絞られる結果にはなっていないのでしょうか。非常に気になるところで、(光学ファインダーが付いていないこともあるのですが)購入を躊躇するところなんです。
昔の40mm、F=20屈折の進化版なのかとも思ってしまいます。(鏡筒径が同じなら)
ビクセンのシリウス40Lも遊星号も、いつも気になる望遠鏡です。
火星も接近してきたので、50mmクラスの望遠鏡でスケッチしたいと思っています。
青色つきこ さま
コメントありがとうございます。
今後順次紹介させて頂くのですが、ご質問のような内容の所まで細かく突っ込んで書けそうもないのでこちらでお話ししておきます。
タキオンマルチは鏡筒自体に微動装置が付いた形なので、それだけで完成度がとても高く、個人的にはとても好きな望遠鏡です。
(今、手元にあるのは実は3代目で手放しても、またどうしても欲しくなってしまう不思議な魅力があります。)
性能のほうは短焦点のわりには意外に良く見える感じがするのですが、実はこれには少しからくりがあります。
当時の短焦点屈折らしくドロチューブによる口径食があり直視かプリズム使用かにより60~65mmくらいの有効径になります。
低倍率用と割り切って使う分には楽しい望遠鏡だと思います。
遊星号ですがご推察の通りプラスチックのスペーサーによりわずかですが有効径が絞られていて、実質49mmくらいかも知れません。
鏡筒径はシリウス40Lと同じだと思います。(シリウス40Lは初期モデルと後期モデルではずいぶん内容が異なります。)
シリウス40Lは口径40mmとしては確かに良く見えて、色収差も本当に少ないので、月を見ると反射系の光学系で見ているような感じです。
でも遊星号と較べてしまうとやはり25%の口径差はかなり違うと感じる見え味が得られます。
スタバオーナー 様
ありがとうございました。なるほど、そうなんですねぇ。
私、7×50mm双眼鏡は買ったことがありません。天体観測用には7×50mmが
定番でしたけど、それ以前に、1Kgを超えての手持ちはきつくて嫌でした。
ただ、キャノンの輸出用のボシュロムタイプの7×50mm(天文ガイドで1970年
代にテスト記事にとりあげられていました)だけは欲しかったですが、買う
すべを知りませんでした。(私が住んでいた街では売っていませんでした。)
瞳径7mmの話については、確かにそうだと思います。
私の持っている双眼鏡でも、ダハタイプの8×32mmの方がボシュロムタイプの7×40mmよりも視野が引き締まって見えます。
これからも、楽しい話を待っています。