今日は曇り空の一日。
昨晩の深夜は素晴らしい星空だったのですが・・・・
さてその素晴らしい星空のもと、2週間ぶりに火星の写真を撮ることができました。
先日も火星面上に大規模なダストストーム(砂嵐)が発生したようだとお知らせしたのですが、どうも火星全土に広がっり「大黄雲」になってしまったようです。
上の写真の右下にはステラナビゲーター10でシミュレートした本来見えるはずの火星面の模様です。
火星表面上で最も顕著な模様である大シルチス(中央やや左)と、そこから右に伸びるサバ人の海・子午線湾あたりがハッキリ見えるはずなのですが、写真では大シルチスがかろうじて見える程度です。
大黄雲になると1~2ヶ月は火星面の模様が良く見えなくなってしまうので、少なくとも最接近となる7月末くらいまでは小さな望遠鏡で火星を見てもあまり面白くないかも知れません。
ところでこれだけ大規模な砂嵐だと、もしも火星面上にいたらどんなことになるのだろうかと想像すると面白いです。
SF映画で表現されるような猛烈な砂嵐は判りやすいのですが、火星の表面は7hPaくらいしかないので少しくらい強い風が吹いても吹き飛ばされるような心配はないとも思えます。
どちらかというと濃い黄砂みたいな感じなのではないかと思うのですが、本当のところどうなのでしょうか?