今日は雨のち曇り。
梅雨の中休みが続きますが、スッキリ晴れてくれません。
さて今日も貸出望遠鏡シリーズが続きます。
☆貸出用望遠鏡No11:スコープテック遊星号(D=50,f=800 アクロマート)
スコープテックが口径50mmのアクロマート式望遠鏡として最高の見え味を目指して作った望遠鏡です。
口径比F16と充分長く作られているのでF12のラプトル50よりも確実に優れた見え方になります。
詳しいレビューはこちらやこちらをご覧頂ければと思いますが、同口径のアポクロマート機に引けを取らない見え味が楽しめますので、サイズが長いことを許容できるのであれば非常に高いコストパフォーマンスの機種と言えます。
マイクロフォーサースのデジカメと組合わせると月の直焦撮影にベストマッチと言える焦点距離で、スタパで撮影している多くの月面写真がこの遊星号で撮影されています。
個人的には一番しよう頻度の高い望遠鏡かも知れません。
☆貸出用望遠鏡No12:ケンコーSE120S(D=120,f=600 アクロマート)
ケンコー製の口径120mm短焦点アクロマートです。
ケンコーではこのF5シリーズに口径100mm、120mm、150mmのラインナップがあります。
いずれもアクロマート式なのでかなり尖った性能で使うのには割り切りが必要です。
F5アクロマートというのは色収差がかなり激しく出ます。
ですから昼間使用すると口径mm数の4分の1くらいの倍率(120mmなら30倍)以下でないと対象の周りに青いボケが生じてとても見苦しい眺めになります。
ただ夜に星を見る場合に限っては色収差が比較的感じにくくなるので口径mm数くらいの倍率喰らいだしても意外に我慢ができる見え味になります。
通常は口径mm数の2分の1くらい迄だとほとんど気にならないレベルで使えます。
低倍率メインの星雲星団狙いであれば充分楽しく使えます。
口径120mmで30倍くらいの低倍率(射出瞳4mm)では条件が良いとプレアデス星団が星間ガスをまとっているのを見ることができます。
夏の天の川沿いに見える散開星団や散光星雲を見るのに最強の1台かも知れません。