買ってもOKな望遠鏡「RAPTOR50」 -その3-

 昨日は久々の休日、皮肉にも朝からずっと良い天気で、しかも中秋の名月。

煌々と輝く月光に誘われて「スターライト・コーポレーション」の新商品「RAPTOR50」(ラプトル50)でお月見をしました。
満月に近い明るい月というのは粗悪な望遠鏡を見分けるのに、なかなか良い対象なのです。色収差の強弱、鏡筒内面仕上げの良し悪し、中心像と周辺像の違いなど望遠鏡の基本的な出来、不出来が簡単に分かるからです。
で、ラプトル50がどうかというと、基本的な光学性能については文句のつけどころがない状態です。あえて言うと高倍率用のアイピース(F8mm)がちょっと今一かな・・・と言ったところです。これについては後日詳しく解説したいと思います。

おかしかったのは望遠鏡音痴のおかみが「これなら私にも使えそうね」といって、自分で月を導入したり火星を導入して「月は30倍が一番良く見える」とか、「火星は小さッ!」とか言っていたことでした。
普段(ごくたまに)、私が導入した天体をのぞくばかりで、自分で天体を入れて見ようなどと考えたことがなさそうな彼女が、ラプトルのあまりのシンプルさに惹かれて使い始めたと言うわけです。
やれクランプだ、微動だ、赤道儀だなどというと、それだけで思考停止状態になるようなので、直感的に使うことの出来るラプトルがとにかく新鮮だったようです。

そういえばこの連休(22~24日)は小学生の子供たちがラプトルで良く遊んでいました。
スタパのダイニングに並んだ望遠鏡の中で一番親しみがもてたのかも知れません。
入門用の望遠鏡としてとても親しみやすい雰囲気も兼備えているのかも知れません。
鏡筒に例のラプトルマークのシールでも貼ってあったら最高かも知れませんね。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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