今日は黄砂で晴れているようないないような、薄い日射しの一日でしたが夜には曇ってしまいました。
さて一昨日紹介したケンコースカイエクスプローラーSE-AT100N。
まるでオモチャのような作りで思わず「おもちゃ」と書いてしまいましたが、意外にハイテクな望遠鏡です。
操作パネルの下側にコントローラーの差し込み端子があり、ここに別売のコントローラーを付けると自動導入ができるようになるのです。
また上の写真のようにWifiアダプターという部品を取り付けると、スマホなどから無線で自動導入ができるようになるのです。
さらにこの端子にUSBアダプターという部品を付けるとパソコンからも操作ができるようになっています。
実はこの望遠鏡、私が電子観察の準備を進める上で望遠鏡を自動制御するための実験用として入手したのです。
スマホからの遠隔操作(写真はタブレットを使用しています)ですが、予想以上に快適に自動導入ができました。(アライメントは単体の時と違い、鏡筒を水平にして真北に向けることに気付くのに少し手こずりましたが・・・)
アライメントが終わると、見たい天体をスマホから指定すると自動的に導入してくれて、最低倍率(23倍)の視野のどこかには入ってくれます。
次に見たい対象が西から東に大きく離れていても大丈夫で「おもちゃ」なんて言ったら失礼と思えるほどでした。
まあこれからこの機種でいろいろ楽しみながら遊びたいと思うので「おもちゃ」であることには変わりないですが・・・
大人の・・・(自粛)、もとい「最高のおもちゃ」でしょう。
私が購入した当時はPC接続環境が無く、本来の機能を活用するのにかなり情報収集が必要でしたが、現在はメーカーから廉価なアダプターが出ているので、スマホでもPCでもシングルボードコンピュータやMacでもクローズドループ制御+PlateSolvingまで(こちらはスマホアプリはNG)使えます。
鏡筒はプラスチッキーですが、一応100mmの単焦点反射なので低倍率の観望から天体カメラやスマホなどで月、惑星の撮影くらいまでできます。
PCやスマホを利用する新しい形の入門機の原型のように感じています。
まさに 大人の いや 最高のオモチャですね!(笑)
そういった意味で取説に最低限のことしか書いていなくて少しモッタイナイ気がします。
初心者が次のステップに進めるように、もっといろいろな使い方を提案するような資料を付けたら良いのにと思います。
3倍バローさえ付属していなければもっと好印象なのですが・・・