今日は少し青空が広がりました。
夜になっても快晴ではないものの星が見える状態でしたので、ようやく先日導入したCMOSカメラASI533MCのファーストライトをすることができました。
とはいえ月はすでに上弦を過ぎ、薄雲もあるため暗い天体を狙える状態ではありません。
とりあえず月で取り込み用ソフトの使い勝手などを試そうとセッティング。
まずはASI Studio。
このソフトはASI社が自社の天体用カメラを手軽に使えるよう無料で配布しているアプリケーションです。
惑星や月の動画撮影用の「ASICap」、星雲星団撮影用の「ASIImg」、電視観察用の「ASILive」、それにFits形式の画像を表示させるための「ASIFitsView」で構成されています。
今日はこのうちのASICapで月を見てみました。
先日も少し書いたのですがASI533MCはセンサーサイズが11.3mm角であるため、望遠鏡の焦点距離が1000mm以下であれば月全体を写すことができます。
このため今日は40cm望遠鏡に同架しているビクセンのED102SS(D102/f660)に取り付けています。
660mmの焦点距離だとご覧の通り月全体を余裕を持って見ることができます。
出前観察会などで自動追尾の望遠鏡を使えないときでもあまり忙しくない状態ですみます。
上の表示サイズは3000×3000の解像度を持つASI533MCの撮像範囲を縮小して表示している状態です。
ASICapでは月の横に縦に並んでいるアイコンで拡大縮小が自由にできます。
特に便利なのはアイコンで「1:1」と表示されているアイコンをクリックすると等倍表示(100%)で画面に入る部分が拡大されます。
つまり簡単に倍率を変えて見ることができるわけです。
+マークの付いた虫眼鏡アイコンをクリックするとさらに大きく表示することができます。
ディスプレイのサイズにもよりますが150%サイズくらいまで拡大してもそれほど違和感なく見ることができます。
さらに便利なのは表示画面をドラッグすると表示範囲を移動できるので、倍率を上げたときでもグリグリ動かせて楽しいです。
電子観察会では活躍してくれそうだといろいろ遊んでいるうちに雲が広がってしまいました。
今夜はいろいろ試そうと思っていたのですが、中途半端なファーストライトなってしまい残念!
早く使いこなせるようになりたいものです。
いやー素晴らしい!
これは新時代の観望です。なによりもこのような時代にとてもマッチしていると思います。
今の困難な時代を乗り越える勇気をいただいたような思いです。
小澤さま
いつもありがとうございます。
まだまだ始めたばかりですのでどんな形に収まるのか予断を許せませんが、時代に乗り遅れないように少しずつ進めて行きたいと思っています。