今日は晴れのち曇り空の一日。
午後は日差しがあまり強くなかったので、年に一度の風呂浄化槽の清掃と草刈。
久々の肉体労働で疲れた・・・・
さて天体用CMOSカメラASI533MCを購入して一度だけ月の撮影をしたのですが、その後天候に恵まれなくて、本来の目的である電子観察向けの確認ができていないままでした。
昨晩は少し霞んだ空でしたが雲が少なかったので、ASI533MCを40cm望遠鏡に取り付けてどのくらい見えるのかをテストしました。
事実上のファーストライトとなりました。
ASI社謹製のCMOSカメラ用ソフトASI StudioのASI Liveを用いて星雲星団の見え具合を確認しました。
40cm望遠鏡とASI533MCの間に0.33レデューサーを配置した構成です。
レデューサーと撮像素子面の距離関係からF4.5(f1800mm)、素子サイズから概ね0.2°角の範囲が写ります。(倍率換算で250倍くらいの範囲が見えます。)
もう少しF値を小さくすることも可能ですが、レデューサーの特性上F値を小さくするほど良像範囲が狭くなり、周辺像が悪くなる(F4.5でも十分悪いですが)のでこのへんが妥協点かと思っています。
ASI Liveで撮像を開始すると設定した露光時間を撮像するごとに前の像に自動的に加算(スタックといいます)してくれるので見ているうちにどんどん天体がきれいに浮かび上がってきます。
微妙な星の位置ずれも補正しながらスタックしてゆくので赤道儀の追尾が多少いい加減でも星が天になります。(ヘルクレス座球状星団M13)
十分な露光時間でスタック回数が多くなると肉眼ではとても見えないレベルの系外銀河まで画面に映し出されワクワクします。(写真のM51子持銀河は肉眼でも銀河の腕の部分が見えますがここまで細かくは見えません。)
昨晩は下弦前の月が昇ってきて上のM57(リング状星雲)を写しているころにはかなり月明かりがあったのですが、星雲がとても明るく写りました。
以前から使用していたQHY5C-Ⅱではあまりよく写らなかったM27(アレイ状星雲)も良く写ります。
レデューサーとの組み合わせでも少し倍率が高めで大きく広がった天体の観察には不向きですが、短時間の撮像でも十分に電子観察に活用できそうな感触を得ることができました。
スタパでの観察会に導入するためにはまだまだ運用面での検討が必要ですが、宝の持ち腐れにならないよう頑張りたいと思います。
オーナー様
やはり533MCで正解ですね。
(焦点距離から導入は大変そうですが。。)
導入→観望の流れがまとまればとても良いシステムになりそうです。
私は224MCでお手軽リモート電視をチェックしました。
Ekosで更にSolverが追加されたのですが(合計3つ)非常に高速でした。
(以前の倍ほど、私のシステムで2~4秒で解析してくれます。)
T-Studioさま
ありがとうございます。
533MCの予想以上のポテンシャルの高さに驚きながら使っています。
1/3インチサイズのCMOSカメラに比べると写野が驚くほど広いので、導入もそれほど苦労しません。
その高性能さに振り回されている感が強いです。
冷却である分大きくて別に電源が必要だとかお手軽感に欠けるのが玉にキズです。
何とか使いこなせるようにしたいと思っています。