今日は曇りのち雨、いよいよ梅雨入りを思わせる空模様でした。
さて一昨晩のASI533MC本格ファーストライトでは月・惑星の撮像も試みました。
40cm望遠鏡の直接焦点(f4000mm)で撮影中の月です。(撮像用にFireCaptureというソフトを使用しています。)
これをスタック処理すると下のようになります。
カラーバランスが変ですが・・・
この素子サイズフル(3008×3008ドット)の状態で木星を撮像するとこんな感じに写ります。
このままでは小さすぎると感じるかも知れないのですが、最近のCMOSカメラの撮像ソフトはありがたいことに、木星のある部分(=必要な部分)だけを切り取って撮像することができるようになっています。
従来の1/3インチサイズのCMOSカメラだと導入するだけでもかなり気を使わないと視野に入れられないことがあったのですが、このくらいの範囲が一度に写せると真ん中に合わせるのもかなり楽になります。
惑星用にはセンサーサイズが大きすぎるかと考えていたのですが、全くの杞憂でした。
素子が大きいおかげでホコリなどで使えない場所があってもずらして逃げることが容易になるのもありがたいです。
素子のうちの800×600の範囲を切り出して撮像している様子です。
これをスタックして処理したのがこちら、
シーイングはそれほど良くありませんでしたが(私的には)なかなか良く写りました。
気をよくしてもう一枚。
ついでに土星も、
素子性能も従来の機種より向上しているのか写りが良いように思います。
ASI533MCは惑星用にも予想以上に使い勝手が良いのでいろいろ活用できそうです。