SVBONYのフィールドスコープSV406Pを使う その4

今日も八ヶ岳ブルーの青空が広がりました。

夜は良く晴れたのでSV406Pでお気軽星空散歩。

風も穏やかで昨日よりも気温が高めで風も穏やかだったので少しのんびり西に傾く冬の星座を散歩しました。

月はまだまだ明るいので月のない夜にまた見てみようと思います。

さて今日もSVBONYのフィールドスコープSV406Pのレビューを続けます。

今日はSV406Pで電視観察(EAA)の可能性を探ります。

前回はSV406Pを使っての写真撮影について検討しました。

結論から言うと個人的にはSV406Pはあまり写真撮影向きではない気がします。

フィールドスコープの接眼部に重量のある一眼レフカメラを付けること自体かなり無理があるように思えます。

転倒や落下のリスクが高いですし、カメラのボディ内部が外気に触れた状態のまま屋外で運用するのはかなり抵抗が有ります。

コンデジやスマホでのコリメート撮影がベストな使い方かと思います。

接眼レンズのかわりにCMOSカメラを取り付けて行うEAAならばSV406P向きと言えます。
(望遠鏡用の接眼レンズが使えるフィールドスコープはかなり少数派で他の国内メーカだとペンタックスくらいです。)

というわけでSVBONY社のCMOSカメラSV305を取り付けて見たのですが、カメラの直焦撮影と同じく残念なことに無限遠でピントが出ませんでした。

鏡筒の内側にセンサーが入るようなタイプ(31.7径)のCMOSカメラだと問題なく使用することができます。(写真は手持ちのQHY5L-ⅡCを取り付けています。)

簡易的な赤道儀に載せてEAAに挑戦です。

ど定番のオリオン大星雲。

1.6秒でトラペジウムが写ります。

8秒で星雲の中心部がハッキリ、輪郭がうっすら・・

明るい月(下の写真参照)が近くにあったので15秒でかぶり始めましたが、EAAとしてはまあまあの見え方かと思います。(スタックすればもっとあぶり出しできると思います。)

ただし1/2.8”センサーとの組み合わせはかなり視野が狭く、月の撮影では下のように大きく写ります。

月を見せるという意味ではちょうど良いか、少し狭いかというところで、まあまあ使えそうですが、シャープさが今ひとつと言った感じがします。

バックフォーカスの関係上レデューサーとの組合わせも難しいので、使いどころが限られるように思います。

SV406Pは眼視観察専用と割り切って、EAAには短焦点の筒を別途用意した方がスマートかも知れないと思います。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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