SVBONYのフィールドスコープSV406Pを使う その3

今日は青空が戻りました。

気温が低めで、日射しあるのに昨日の雪がほとんど溶けません。

スタパ前のコテージは今日足場が撤去され、だいぶ完成が近づいた感じがします。

電気も下水もまだ繋がっていないのでしばらく使うことはできませんが・・・

さてSVBONYのフィールドスコープSV406Pのレビューを続けます。

今日はSV406Pで写真を撮る方法について検討します。

望遠鏡にカメラを繋いで写真を撮る場合、一番手っとり早いのが「直接焦点方式」です。

レンズ交換式カメラのレンズを取り去り、レンズのかわりを望遠鏡に受け持たせる方式です。

望遠鏡の焦点距離がそのままカメラレンズの焦点距離に相当するので、わりと簡単に超望遠撮影ができます。

ということでSV406Pの接眼レンズを取り外しカメラを直付けにしたのですが、残念なことにSV406Pの焦点調整範囲では無限遠にピントを合わせることができませんでした。

センサーがあまり奥まっていないミラーレスカメラでダメだったので、他の一眼レフタイプは全滅だと思います。

さて気を取り直して・・・

SVBONY社ではSV406P用に純正のカメラアダプターをラインナップしています。

2種類の筒とTリング、取付ネジ類で構成されていて、組み立てると・・

筒が噛み合って接眼レンズ後端からの距離を調整できるようになっています。

カメラを取り付けると・・・

奥まっているとは言えセンサーがむき出しであまり気持ちのよい物ではありません。

3本のネジで本体に固定します。

このときできるだけ光軸がズレないようキッチリ固定します。

締め込みが甘いと軸がずれて色にじみが派手に出ますし、最悪カメラの落下が起こります。

20倍で撮影したのがこちら。

周辺がケラレますし、周辺像がとてもボケています。

高倍率にして視野を狭めれば多少改善されますが、その分とても暗くなります。

このセットで撮影した月がこちら・・・

とてもご覧に入れたくなかったのですが失敗例としてアップします。

光軸がズレていたのか強烈な色にじみが出てピントも甘々です。

狭い範囲ならとセンサーの小さいSV305を取り付けて試したのですが、今度は倍率が高くなりすぎて、ファインダーなどのサブスコープが無いととても使いこなせないほど視野が狭くなってしまいます。

どうもSV406Pはカメラとの相性があまり良くない感じです。

なんだかんだいろいろ試したのですが、スマホを覗かせて撮るのが意外に相性が良いです。

眼視で見ている限りほとんど不満の無いSV406P、下手にアレコレ悩んでカメラを取り付けて重装備にするよりも、肉眼での観察の感動をそのままスマホで切り取るのが楽しい使い方かも知れません。

夕暮れ時でしたが10m先の野鳥をお手軽撮影。

出来は自慢できた物では無いですが、記録として残すレベルならこのくらいも有りかと思えてしまいます。

今夜は良く晴れました。めちゃ寒いですが・・・

野山に雪が残っているせいか満月を少し過ぎた月が「無駄?」と思えるほど明るく輝いていました。

スタパオーナー について

たくさんのかたに星空の美しさ、楽しさを知って頂きたくて、天体観測のできるペンションを開業しました。
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