今日は薄曇りの一日。
夕刻から少しだけ雲が切れて星見ができるかと期待したのですが、雲間からチラチラ見える程度でその後曇ってしまいました。
40cm望遠鏡とAIR-Proとの組合わせでとりあえず写真が撮れることに気をよくして、たぶん人生初となるはくちょう座の網状星雲を撮影(6/9に)しました。
くちょう座の網状星雲は数万年前の超新星爆発の残骸だといわれており、今も秒速100kmで広がり続けているそうです。
40cm望遠鏡で肉眼で見ると、条件の良い日にはとても微かだがとりあえず存在を確認数ることができます。
とても大きなNGC6992とNGC4960からなる星雲ですが40cm望遠鏡でNGC6992の一部分を捉えています。
ユラユラと宇宙を漂う姿はなんとも不思議な眺めです。
この日は設定が悪かったのかプレートソルビングやオートガイドがあまりうまく決まらなかったのですが、だましダマシでも何とかそれなりの画像となりました。
冷静に考えるとAIR-Proではオートガイドを組合わせなくてもライブスタックをしてくれるので、スタパの40cm望遠鏡のようにじゃじゃ馬な望遠鏡では条件によってはオートガイドを組合わせない方がスタックの成功率が高くなるような気がします。
画像の上端と右端に黒い縁取りがあるのはガイドエラーを吸収しつつスタックしたためです。
無理にいろいろな機能を駆使しなくてもわりと簡単に何とかなってしまうという、凄い時代になったものです・・・
40cmの主焦点に0.6倍レデューサーを組合わせた超望遠撮影(2500mm相当)
ASI533MC(-10℃冷却)にて60secx11スタック、ダーク補正、UHCフィルター使用